酷暑の中に近づく不稔の秋

葉月ももう下旬になろうとしているが、相変わらず暑い、否暑すぎる。しかし街なかのコンビニでは「中華まん」の幟も立つなど、まさに秋は来にけりである。選手権も準々決勝が終わり、フィナーレに向けて進んでいくと、やがて外にもアキアカネが目立つようになる。

などとセンチメンタリズムに浸りたくなるのも、肝心のカープの野球が早くも秋風が吹き荒んでいるからに他ならない。昨日の試合などその典型であり、打たれた島内と矢崎がクローズアップされるものの、実際は新井のまずい差配とオフェンスの弱さが原因である。そして、それはまさに今シーズンずっと続いているものであり、解決できないままここまで来てしまったかというところである。

今日はどうだったかというと、結局末包とデーヴィッドソンのパワーで勝つことができた。昨日のような情けない負け方の後は、同じような野球やってたら間違いなく転がされる。立ち上がりだけ見たらああ負けると見切りそうになったし、そもそもスターター見たらまだ懲りんか新井はと思ったが、やはり火力はすべてを正当化する力があるのだ。

話を昨日の試合に戻すと、やはり敗因は火力の低さである。長打、あるいは連打が出れば、それだけ得点の匂いが強くなるのだが、それがないとよほどきっちりとした野球をやらないと勝てない。而して昨日は、全てにおいてダメダメだった。打ってだめ、守ってだめでは、勝てるわけがない。

大本営発表では完全スルーだが、昨日の敗因の一つは、一死二塁から野間がタッチアップを怠った凡ミスである。もはや野間はやらかすものと考えなければならないのだが、それにしてもなんべん試合を決定づけるミスやらかさなきゃ気がすまないのかと思う。その割には火力が低いから、まったく割に合わない。

カープに寄生する自称評論家など完全にハジメの靴を舐めているので、野間を筆頭とした火力の低いカープの非力な面子を褒めそやすが、本当に野球見てるのかといいたい。今日のJSPORTS1実況などやたらと矢野を持ち上げていたが、まったくもってナンセンスである。彼の最大の欠陥である頭の悪さを克服しない限り守備職人にすらなれないのだが。

などと思うと、酷暑去ったからといって稔りの秋、になるかどうかはわからない。まあ当たり前か。そもそもろくに種もまいてないし、育て方も悪いのだから。まだ今シーズン何位でフィニッシュするかはわからないが、結局戦力摩耗させただけの秋になる可能性が極めて高い。

それにしても、バカープファンは非力なチビばかり褒めそやしてどうするつもりなのかね。こんなのがカープに寄生してるからろくなことにならない。ジャイアンツなど戦力過渡期で辛そうだが、それにしても浅野や秋広を見てると、羨ましくてならない。でもカープなら組織とバカープファンが結託してつまらない選手にしてしまうかもね。

ああ、どこからか銀色の歯車がぐるぐると回り始めて、この閉塞感をまとめて押しつぶしてけらないものだろうか。ついでにバカープファンやら自称評論家やら、カープに寄生している者どもも一緒に。