こんな銭の取れない野球しちゃ駄目だ。

スポーツ

3万6370人入るバンテリンドームナゴヤに今日詰めかけたお客さん、2万0973人。キャパの6割も入っていなかった計算になる。まあそうだろう。今日のような試合毎日毎日見せられたら、そりゃ行く気もなくなるだろう。それほど、つまらなかった。いや、今日のつまらなさはカープにも責任の一端はある。ドラゴンズはもう正直な話打てないから守りを固めてスモールベースボールやるしかないのだが、それに付き合ってちゃ世話はない。

相手先発が柳裕也だったからある程度守りあいは仕方ないって?だから駄目なんだよ。柳は昨年何が悪かったかをきちんと踏まえて新たな策を練ってきていた。それに対して昨年同様の方法論で立ち向かったのがカープである。アホかというしかない。要するに柳のここまでのデータがまったく入っていなかったということになるのだ。カープのデータ解析班って、ほんとなにやってるのかね。現地じゃなくてテレビで試合を見てるだけという噂もあるけど。

それでも4点取ったじゃないかって?だから君たち莫迦なんだよ。4回の2点は土田龍空のエラー。9回の2点は本来ぎりぎりのセカンドゴロ。だったはずが、福永裕基が後生大事に両手で取って投げてくれてセーフになったもの。守りを固めるしかないチームが守りに綻びを見せたから勝ちが転がり込んだようなものだ。相手投手陣を打ち崩すことは出来ていない。もちろん守りのミスを突いて得点したことは評価せねばならないが、両手を挙げて万々歳というのは、違う。

正直な話、今のドラゴンズはああ戦うしかないというのが現実だろう。しかし、カープがそれに付き合っていてはいけない。こういうときには絶対に相手の流れに乗せてはいけないのだ。それが勝負の鉄則である。今日うまくいったのは、ほんとうにたまたまか、あるいは相手がそれだけへたっていたからに過ぎない。少なくとも今のカープは、相手の土俵で相撲を取って勝てるほど、強くない。

要するに今日の試合、実につまらない試合だった。ドラゴンズファンの立場からしてもそうだろうが、カープファンの立場からしても、オフェンスがあれだけ弱いもの同士の野球というのは、見ていて面白いもんじゃない。まあ、「守り勝つ野球」なるものを標榜する向きにとっては、悶えるほど楽しい試合だったかもね。

もちろん、そうそうパカパカと点取り合うばかりが脳じゃないことも承知している。しかし、仮に少ない点を守る展開になったとしても、寄らば斬るぞとばかりに迫ってくるオフェンスに対峙してそれなら打ってみろと勝負を挑むところに感動が生まれるのではないか。今日の試合などは、打てないのがわかりきっている上に互いに無策でポンポン打つだけという、まさに凡戦の極みだ。こんな野球をやっていたら、明日の観客はもっと減るかもしれない。

確かにカープは今日5連勝して貯金をひとつ作った。しかし、優勝を目指しますというなら、この程度の試合でしかも9回にヒヤヒヤしながら勝ってるようじゃ駄目だ。あの9回裏の投手起用も十分疑問符がつくものだったし、坂倉のインサイドワークは終盤の緊迫した展開では危険だなということがよく分かったのが収穫といえるくらいである。要するに明日は、もっとすっきりと勝たねばならない。

そのためには、やはりチーム全体で戦う姿勢というものが表現できなけりゃいけないだろう。今のカープ、明らかに使われている選手が偏っているといえる。その偏りに、間違いなく好き嫌いというものが。「神の見えざる手」として混じっていることも。新井はことあるごとに「家族」を標榜しているが、看板に偽りありといわざるを得ない。

あとね、スコアラーやデータ解析班、仕事してる?素人でも分かる基礎的なデータさえ入ってないんじゃない?だからこの部門に金と人を割けと言ってるのに、ハジメがケチるからね、あーあ。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    セントラルは1強4弱1圏外の様相で、ドラゴンズに掬われたチームが転落する。スタメン打者を見渡せば、1軍で好成績を残しマトモなレギュラーは大島1人だけ。劣化組のビシエドや高橋周平を含めたらほぼ2軍レベル。カープの年寄り小粒打線もけっこう酷いが、ドラゴンズは救いようがない。先発ローテの大野が手術で不在になり、天敵は高橋宏斗だけ。高橋宏斗が投げる試合以外で負けるようでは、早々にシーズンが終わるだろう。

    それにしても、特に今年のセントラルはどのチームもレベルが低いなあ。6球団見渡しても、スターとよべる選手が村上宗隆1人だけなので、何だか大根役者による三文芝居を見せられているようで観戦する気が失せるよねえ(笑)。もうこれはシーズン前から分かりきっていたことなので、うちは3月にTVを廃棄したのだけど、副業を手伝ってくれている有志数名が勝手に新テレビを購入し、プロ野球中継をチラ見しつつ仕事をしている者もいる。俺自身が音楽を聴きながら仕事をしたり学習するタイプなので、ながら作業は否定しない。
    で、彼らは家主に配慮し、タイガースの試合を観ていても、カープの中継に切り替えるんだよね。いやいや俺はいいから、あんたらの好きな番組見たらええねんとこっちが言うものの、讀賣に負けている試合は観たくないと言って、カープの中継に切り替えたので少し観ていた。

    劣化顕著なあの九里に得点ゼロって、ドラゴンズ相当病んでるねえ。前回登板、貧打のタイガース相手に失点4で、ローテ剥奪だと感じていたのでね。ハッキリ言ってドラゴンズ戦以外、九里の先発はもう無理でしょ。

    5連勝のうち運が味方したコールド勝ちの西純矢以外、年寄りカープ打線におあつらえ向きの緩い投手ばっか。秋山は緩い投手が多いセントラルを選択して良かったねえ。150キロ超えの剛球投手が多いパシフィックだったら厳しかったんじゃない?結局MLBで通用しないイコール速いストレートが打てない、ということだから。ま、それでも秋山は単打を打つテクニックは天才的だから、セントラルでは無双かも?

    どっちにしても、カープ打者の永遠の課題は、速いストレートに打ち勝つ、なので、高橋宏斗とか高橋奎二とか今永がお出ましになった時に、カープ本来の実力がバレてしまう。

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