負けるべくして負けた。

一見惜しい負け、残念な負けのようだが、ちっとも惜しくないし、残念でもない。むしろ非常に危険な兆候が増幅しているという気配を感じる。それが感じられなければ、自分の脳みその感度を疑った方がいい。

前提問題として、神宮三連戦の試合内容は、非常に悪いということを押さえておかなければならない。特にオフェンスの機能不全はひどい。27イニングスでまともに相手投手を攻略したのが1イニングだけ。それもデーヴィッドソンのホームランだから、連打で後略したとかましてや機動力を生かしたなどというのが皆無だった。なんせ点取ったイニング以外は三塁ベース踏んでないんだから、どうしようもない。

1試合ならば、そんなこともあるさですませてよいだろう。しかし、3試合続いたら危険信号だ。それを新井は理解できていない。今日のスターターを見て、そう思った。何を思ってスターターをいじらなかったのか。ちょっと、感性を疑う。

だから、負けるのは当然だ。しかも、これは大連敗をする予兆である。もうひと辛抱したら勝てるかもしれないという重大な勘違いを犯してしまいがちになるのだ。何度も言うが、いくら辛抱しても絶対に勝てない。むしろ負け数をかさませるだけである。

いや、こういうときに「辛抱」というのは悪魔の合言葉である。人を育てるのに辛抱はある程度大事なのだが、組織としての機能不全を来したときにどうするかというのは別問題である。ときに「辛抱」は組織を壊し、人を壊すのである。今のカープは、まさにそうなっている。

あたかも今日は、いや日付が変わったから昨日か、最終的に栗林が打たれたような形に見えるが、栗林は結果的に一番悪いところをひいてしまっただけである。誰が悪いかといわれれば、全員だ。ついでに言えばその理由は不調とかではなく、明らかに精神的なものだ。もっといえば、しらけ鳥が飛び始めているという方が正当だ。

明日も明後日も試合はある。ただ、天気予報が最悪だ。もっとも、雨予報とはいえどの程度の雨が降るかは分からない。きっと守銭奴ハジメのことだから無理矢理にでもやってしまうだろう。彼の頭の中にはカープを優勝させるという言葉はないんだ。目先の小銭回収すれば後は野となれ山となれである。まあ、冷たい雨に濡れて連敗を増幅させることとなるだろうね。

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