実はほかに書きたいネタがいくつかあったのだが、やはり練り込むことが必要だなと思ったので、後日を期したい。それに、何でもかんでも脊髄反射的に書けばよいものではないと思う。と、いうわけで、昨日の延長戦でいきたい。
昨日の練習試合は録画していたのだが、結局見なかった。もう文字列が試合の内容を映像以上に雄弁に語っていたからである。今日のオープン戦中継でハイライト映像を流していたのだが、これを見たら負けた理由は明々白々である。マリーンズのバッターの振りの鋭さ、これに尽きる。まあこの時期だから仕上がっているバッターを使っているのだろうが、誰でも名前を知っている主力級だけではなく、出てくる選手出てくる選手振りが違うのだ。
それは当たり前で、今やレギュラーの条件は打てることなのである。かつてはディフェンスポジションであったキャッチャーやショートでさえ、打てないと話にならない時代なのだ。それを理解していないのは、愚かなカープファンだけである。
そんなカープファンが有り難がって祭り上げる上本、羽月、矢野、大盛などは、4人のうちひとりいればいい。守備要員がーとか代走要員がーというけど、今の構成で本当にそんなにたくさん必要かと考えてみればよい。デーヴィッドソンがフィットすれば内野の守備要員はいらないし、外野もせいぜい西川のあとくらいだ。代走要員?この4人の中で、百発百中で走れる選手がいるかい?古くは今井譲二、最近では赤松真人の域まで達すれば、はじめて代走要員としての存在意味が認められるのだ。否、赤松はオフェンスも強かったぞ。
この4人に比べて宇草はまだましだが、どうもスローイングの難ばかり頭にあってそれを何とかしようとしすぎて小さくなってしまっている気がする。宇草が一番鍛えるべきなのは実は打撃だ。3割5分で20本塁打、20盗塁くらいすれば、スローイングの難くらい誰も何も言わなくなる。そんなもんだ。
え?田中?彼に今更何を期待しろっていうんだい?小園のバックアップ?まさか。
と、いうわけで、今の沖縄のバックアップメンバーは見るだけで絶望的だ。そしてそれを在広プレスが持ち上げて褒めそやすからもっと絶望的だ。このままでは、とてもじゃないがカープは勝てない。それを新井は本当に分かっているのだろうか。昨日の練習試合など見てたら、非常に不安だ。
一縷の望みは、日南組がオフェンスで結果を出してるらしいことである。非常にいいことだ。明日の練習試合で本隊の中に結果が出せない選手がいたら、即刻入れ替えるべきだろう。練習試合と違って、オープン戦はお客さんから木戸銭を取る立派な興行である。銭の取れる選手を優先して使うべきではないか。
往年の南海ホークスの「百万ドルの内野陣」くらいまで行けば、まあ守りで銭が取れればいいかとも言えるのだが、今のカープにそこまでのスタアがいるとは思えない。いや、それでも西鉄ライオンズの後塵を拝してから鶴岡親分は「400フィート打線」に改造し、1959年の栄光に繋げたのである。とにかく、栄光をつかみたければ一番手っ取り早いのはオフェンスの強化、火力の強化である。それを理解できない向きは、カープファンを名乗るのをやめていただきたい。恥ずかしいから。






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