今日の広島、気温がどうこうよりも非常に風が冷たかったのであって、帰宅時は凍えそうだった。沖縄は暖かかったはずだが、繰り広げられていたゲームの内容はまた寒かった。これが実力差と言われたら、返す言葉もない。
今日の試合内容をどう見るか、少なくとも新井がどう見ているかは分からない。ただ、私は危機感を感じた。これじゃだめだろうという言葉しか出ない。4-6というスコア以上に、力の差が見えていたからである。新監督を迎えたというだけならマリーンズも同じなのだが、吉井理人は指導者としての経験が豊富だという違いだけで、済ませてよいのだろうか。
今日のカープでよいところがでたといえば、やっぱり主軸格の選手の調整がうまくいっていることくらいだ。逆に言えば、それ以外の選手のアピール具合は実に寂しい。これだったら、日南に残してきた選手を出して結果が出なかったほうが、まだよい。やっぱり火力のない選手をいくら使っても、出てくる結果は同じということである。てゆーか、私は何度も言ってるよ。それを理解できない向きがいまだ多いことに驚かされる。
いや、一番理解できていないのは実は新井なんじゃないかと思うくらいだ。いくらキャンプでよい結果を出しているからといって、大盛6番はあり得ない手だ。昨年の上本の重用とさして変わらない。そのくせ小園をそれより会の打順に置くのだから、訳が分からない。さらにいえば、今日の6番大盛7番上本などという打線は絶望の象徴といっていい。こんなオーダーを公式戦で組んだら、最下位を独走するであろうこと、請け合う。
もしこれが新井の本心からの起用であったとしたら、新井というのは実に緩くて暗愚な指揮官であるという見立てすら出来る。ただ、まだ新井的にも試行錯誤の段階であろうし、今沖縄にいるメンバーで最善を尽くすにはどうしたらよいかということを考えているといちおう信じたい。新井はともかく、藤井彰人というのはそんなに緩い野球を志向する男ではない、と思う。
まだまだ言いたいことはあるのだが、今日はまだ所詮練習試合であるので、呑み込むこととしたい。選手もキャンプの途中ということで必ずしもベストのパフォーマンスが出せるとも限らないという情状酌量の余地もある。それに、今負けて課題を浮き彫りにしておくというのも悪くはない。昨年のようになんの見所もない惨敗を続けると、それはそれで問題なのだが。
ただ、明後日のイーグルス戦には、今日の敗北を反省して変わった姿が見たい。厳しい言い方をするようだが、現時点の新井は前任者の初年度と立ち位置はさして変わらないのだ。今のままじゃ、前任者の轍をそのまま踏んでしまうだろう。主力に変わってメンバーに名を連ねている選手が明後日結果を出せなかったら、日南にいる選手との入れ替えも辞さずでないと、いかんだろう。






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