勝ったからよいけれど。

カープの今シーズン対外試合の初戦、アトムホームスタジアム宜野湾で行われた対ベイスターズ練習試合は、3-1で勝ち、とりあえず新井新監督の初勝利ということになった。まずはこのこと自体はよかったというべきである。何事も滑り出しが大事なのであって、負けるよりは勝つ方がよい。

ただし、ぶっちゃけて言えば勝つべくして勝った、落とすという無様なことをせずに済んだといった方がいい。何もベイスターズを貶むわけではなく、ベイスターズのオーダーは格落ちだった一方でカープはある程度主力格を出していたからという以上でも以下でもない。その意味では後は内容がどうだったかが問われるのである。

問題はその内容だが、投手陣はよかったといっていい。8回まではベイスターズに得点の予感を与えなかったくらいである。アドゥワこそ失点したが、1点やむなしの場面で犠牲フライだけにとどめてその後の追撃を許さなかったことは評価してよい。ただ、9回の島内はいただけなかった。ライト方向が完璧に逆風だったから助かったものの、ハマスタだったらまずひっくり返されていただろう。正直、次回登板があればそれは追試である。生き残るための。

攻撃陣は、主軸クラスの仕上がりがよかった一方で、バックアッププレイヤーの力不足が目立った。でも、それは想定の範囲内というか、あるべきことが見えただけである。この結果を見て、なお非力なピストルマンに拘りますか?といいたいところである。いや、ピストルというより紙鉄砲だよ、現状は。こんなのに拘って野球をやった佐々岡は本当に莫迦だったといわざるを得ない。

まあ、このあとコザしんきんスタジアムで行われる練習試合と、来週のオープン戦計4試合でこの現状を打破するようなアピールがなければ、彼らは即教育リーグ行きでよい。現代野球において、守備がうまいということはアドヴァンテージではないのだ。今日のTBSチャンネル2での中継解説をやっていた飯田哲也も言っていたが、今はどのポジションであろうが打てて守れるのがレギュラーの条件なのである。

新井監督が今日の結果をどのように見ているかは分からないが、もし優勝したければ、これからのレギュラー育成は依怙贔屓を発動してよい。今沖縄に帯同しているメンバーでそれに叶うのは末包と田村だけだ。あとは、日南に残っている火力のあるメンバーを随時引き上げてくればよいし、もし打撃内容がよければ内田や清水をもどんどん起用していいではないか。高卒ルーキーは二軍でじっくりなどという寝言をほざいているのは莫迦なカープファンだけである。

あとはね、やっぱりアウェイ用のユニフォーム、変えようよ。今日のTBSチャンネル2での中継で、露骨に「見えない」と言われてたよ。在広プレスは「党中央」に忖度して口をつぐんでいるけど、まあ「はだかの王様」じゃない?

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“勝ったからよいけれど。” への2件のフィードバック

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    日曜の今日は気力0の日で、ちょうど昼の12時に起床。フェブラリーステークスのネット投票だけ済ませ二度寝がいけなかった。再度の起床が夕方6時。おっと、午後3時開始のミニコンサートをすっぽかしてしまった。エグモント序曲、情熱、月光というベートーヴェンのドラマチックな選曲で、それを自分がドラム、相棒の女子中学3生(K女学院)が編曲&エレキギター担当でシャウトする予定だったが・・・自分が爆睡のため相棒からの電話着信音が聞こえず、急遽先輩の彼氏(N高生)をピンチヒッターで呼び出したそうで、無事演奏を終えたとか。
    中学生や高校生だからといって、馬鹿にしてはいけない。両人ともピアノコンクール世界大会中高生の部日本予選で優勝経験ありで、他の楽器も数種類こなす。かつ理3を目指している秀才でもある。自分のような凡才は足元にも及ばない。

    さて、新井カープ初戦の生中継は爆睡のため観なかったが、動画のハイライトをチラ見。坂倉がパスボールしたぐらいから居眠りしてしまった。初戦勝利は縁起がいいかもしれないが、内容の薄い試合だったような・・・予想通り打撃は良いが守備のマズさを露呈した坂倉。相手の三振でチェンジになったものの送球はワンバンで二盗のタイミングは完全にセーフ。また、何でもない投球をポロッと落球するし、パスボールが失点の伏線となった。1試合の半分でこれだけミスを連発すれば、投手からの信頼は得られないだろ。1シーズン通して坂倉の正捕手はかなり厳しいんじゃないかなぁ。3割30本100打点OPSi.0超えぐらいの成績を残さないと、致命的な守備のミスをカバー出来ないような気がする。早急に清水、中村奨成あたりを抜擢しないと會澤・坂倉・磯村の穴だらけのキャッチャーでは心許ない。ま、カープのウイークポイント・捕手問題は数年前から言い続けていることだけど、監督の代が変わっても一向に着手しないねえ。これは、ずーっと強調して言ってきたが、「捕手に弱点のあるチームは絶対、日本一にはなれない。」

  2. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    アカン。鬱突入やぁ。サボり有給休暇で寝倒す(苦笑)。

    昨日の続きで、「肩の弱い選手はドラフトで獲るな!」
    いくらオフェンス優先で戦うといっても、肩が弱い選手は守備で使いどころがない。ましてや、捕手に肩が弱い選手を配置するなんて言語道断。プロの捕手として、試合で二塁まで送球が届かないとか、極端に緩い送球しかできないとか。恥もいいとこ。カネを徴収しているエンタメのビジュアルとして「あってはならない」光景だよ。
    會澤は2塁への送球はギリギリ届いているが、スピードが緩すぎて盗塁阻止率が低い。坂倉の肩は會澤以下。磯村は論外で、送球は届かない・逸れるでめちゃくちゃ。
    プロ捕手の最低条件は強肩って、常識中の常識。カープの捕手陣に当てはめると清水と中村奨成しか居ない。あと、二俣を捕手に戻す選択肢もある。
    セントラルの優勝だけを目指すなら、レベルが低いので、打力優先のヘボ捕手でも何とかなるかもしれないが、日本一を目標とするなら、守備力が高い捕手は絶対必要条件だよ。
    2018年の日本シリーズでカープが敗退したのは、捕手の差であるのは明らか。
    また、西武が2018~2019とリーグ制覇しながら日本シリーズにも進出できなかったのは、明らかに捕手力の弱さだ。短期決戦では、森友哉程度の打力では捕手としての守備の弱さをカバーしきれない。CSや日シリで最重要ポジションは捕手と言って過言ではない。日シリでは2,018年MVPが甲斐、2,021年が中村というように、捕手の目立った活躍無しでは頂点に立てない。

    弱いセントラル優勝だけで満足なら、坂倉でもいいかもしれないが、日本の頂点を目指すなら、他の選択肢を考えなければならない。

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