正直なところ、4連敗の無様な内容は語るに落ちると言うか、話にならない。優勝を目指していたというなら全くありえないのである。運が向かずに負けたのではない。完敗の連続だ。力の無さを痛感してほしい惨敗なのだ。
そのひとつの原因は、新井の采配にある。今日カープは、菊池と西川を抹消した。要するに、置いといても使えないということである。それなのに大事なタイガース戦になぜ西川を使ったか。なぜ菊池を抹消しなかったのか。普通に考えたらありえないのである。
要するに、新井はカープファンを誤魔化そうとしていたのだろう。優勝を争っています、それなりの策は打ちましたということを見せて、もの知らぬファンを騙しているのである。しかし、そもそも新井のやってることは優勝争いごっこなのであって、本当に優勝を争っている相手には通用しない。それを理解してやっているのだとしたら、極めて悪魔的と言わざるを得ない。
いや、新井は自ら悪魔的になれるほどの玉ではない。良くも悪くも正直な男である。策を弄して騙しにかかることなどできない。もしそんなことを考えるとすれば、そういう知恵を付けてるのがいると考えるのが自然だ。蓋し、ハジメあるのみ。
昨年の9月末。一部のバカープファンを別とすると、佐々岡に対するカープファンの怒りは半端じゃなかった。もしハジメが佐々岡の続投とか指揮官手形を持っているOBのたらい回しに固執したら、きっとただですまなかったと思う。それゆえの新井起用であると理解すべきなのだ。すなわち、新井というのは、ファンの批判を黙らせ、かつ指揮官の資格持ち待命組を納得させるという均衡の上に成り立つボナパルティズム的指揮官なのだ。
だから、新井というのは基本的にハジメの言いなりというべきだ。そう考えると、必死になってペナントを取りに行くとはとてもじゃないが思えない。事実、新井はことあるごとに優勝優勝と言っているのだが、必勝体制を引いたことは一度もない。まさに羊頭狗肉である。
明日からの試合は本来ならカープの存亡をかける試合となるのだが、以上の理由から私は期待していない。むしろ、粛々と負けるのではないかとさえ思う。西川と菊池の代わりに誰を昇格させるか、いや一軍で使えるかというところを見ておけばよいだろう。






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