Nie wieder SHIRAHAMA!

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と、いっても、観光地としての白浜や白浜温泉には何の恨みもない。むしろ、私が物心ついてから記憶している初めての家族旅行は白浜だったから、むしろ親近感があるくらいだ。もう50年ばかし御無沙汰しているのだが。

ここで標題にしたSHIRAHAMAは、もちろん白浜町ではなく白濱裕太である。このたび戦力外通告を受け、めでたくスコアラーに収まることになった旨報じられたところである。このこと自体は、別に悪いことでも何でもない。

10年早ければ。

白濱裕太は勤続19年を誇り、カープの捕手としては石原慶幸に並んだと言うことで一部のもの知らぬファンが高く評価しているようだが、彼がカープの支配下登録選手として残した爪痕は皆無である。特にここ数年は悲惨なもので、昨年などウェスタンでも打率.000という記録を残している。一軍で打ったヒット23本、最後に打ったのは2017年、ホームラン1本。唯一の光はプロ初安打をサヨナラ安打で飾ったくらいである。本当に存在感はないし、現役19年で一軍出場した年が9年しかないというのはある意味記録だろう。

だから、彼に対してはまったく褒めることもないかわりに、本来貶すこともない。だいたいそんな顔じゃないんだから。しかし、ここ数年の白濱裕太の持ち上げられようは、明らかにおかしい。だから、ひとくさりディスりたい気にもなるのである。ただ、これについては過去さんざん書いてきたので、もう繰り返さない。敢えて言うなら、もはや彼が一軍ベンチに入ること自体、一種の裏金供与のようなものだったのである。

ほんとうに、最近のカープファンは、プロフェッショナルをなんだと思っているのだといいたい。白濱裕太の存在意義を語る際に、卓越したキャプテンシーとか練習に臨む態度を挙げる向きもいるのだが、噴飯物である。前者はグラウンドで結果を出せない以上無意味だし、後者はプロフェッショナルの野球選手を評価するのに使う言葉ではない。いかにカープファンの野球を見る目が後退しているかの証左だろう。

球団も球団で、よくこれだけ長いこと支配下の枠を食わせたものだと思う。本当に長いこと1枠無駄にして戦ってきたようなものである。本当に何か入団の際にサイドレターでもあったのではないかと疑いたくなるくらいだ。実際、コロナ禍のときなど試合に出られもしないのにちゃっかりベンチ入りしていることが多かったのであって、一軍最低年棒との差額の日割りを体よく小遣いとして渡すだけのためではないのかと思ったくらいである。

まあ、そういう恨み言も、もう言わなくてすむ。というより、もうこういう選手を出してはならない。そしてこういう選手が評価される下地も壊されなければならない。

もちろん白濱裕太には、今のカープのほとんど崩壊しているスコアラー陣に活を入れる働きを期待したいし、むしろよいスコアラーになる下地はあるとみている。そしてそこから指導者への道が開かれる可能性だってあるだろう。ただ、遅きに失した。それが残念なのである。

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