ここまでなぜか契約更改がされてなかった奨成だが、今日晴れて100万円減ではあるが来シーズンの契約を締結したようだ。まずはよかったと思う。それより何より、これだけの選手を簡単に潰したりあろうことか放出しようとすることなどそもそもあってはならないのであって、なんだかなあという思いの方が強い。もちろんまだ「現役ドラフト」の玉にされる可能性もまだあるのだが。
しかし、あの三文週刊誌の記事が出て以来、一部もの知らぬ自称カープファンたちの拒絶反応は反吐が出るほどだった。なにか奨成を叩けば自分たちのステージが高くなるとでも思っているのかどうかは知らないが、ほんとうにアホかと思うまでである。そういうのに限ってカープはファンを含めて「家族」などとほざくのである。まったくばかばかしい。
もちろん、奨成の行状はまったく褒められたものではないし、むしろ何やってるんだバーカと言いたいくらいである。しかし、「家族」を標榜する者がそれを放り出すほどのことかと言われたら、違う。家族は家族でも今話題の「統一家庭連合」のほうじゃないかと思いたいくらいだ。ほんとうにカルトだとしかいいようがない。
奨成についていうなら、育成をしくじったといわざるを得ない。あれだけの才能があるのにそれを摘むような指導をしていたと思う。奨成の行状の悪さについては耳に入っていたが、それを矯正しきれなかった方にも問題があるだろう。それに、最初は打撃を伸ばせばよかったのに、いきなりキャッチャーでぎちぎちやらせようとしたのが間違いだったと思う。
ただ、これまでのことを論難しても仕方がないし、そもそも時は戻らない。だったらあるべきやうについて語らねばならない。正直なところ、今から捕手一本というのはむしろ彼の才能を摘むことになるだろう。今は打撃を磨かせて、まずバット一本で勝負させるべきだろう。
しかし、それもこれも、奨成が本当に死に物狂いの一生懸命さを見せられればの話である。それができなかったら、トレードがどうこうじゃなくて、そもそも球界からお引き取り願わねばならない状態となる。それがいやなら、死ぬ気で野球やろうよ、必死で野球を追求しようよ。アホな自称ファンを結果で黙らせることが、君の進むべき道だ。






コメントを残す