【あと1週間】2022ドラフト会議傾向と対策(その2)

そろそろドラフトについてでも書くかと思っていた矢先、カープがドラフト1巡目指名について苫小牧中央高校・斉藤優汰投手とする旨発表した。189cm91kgの大型本格派右腕であって、どちらかと言えば先物買いを狙うということだろう。

この選択は、それだけ見たら悪くはないと思う。ホークスが先日取り上げたイヒネ・イツア内野手の1巡目指名を明言するなど、このドラフト1巡目指名のトレンドは素質型という方向に流れているところだ。だから、それに乗っかって下位指名でしかるべく立ち回るというのは、決して間違いではない。実際、上位指名に叶う「即戦力」選手がどれだけいるかとなると、些か微妙ではあるところだ。

ただ、個人的には些か不満だ。結局のところピッチャーなら何人いてもいいでしょという後ろ向きな発想が見えるからである。ドラフト1巡目、しかも監督更迭というタイミングでの指名は、まさにカープは今後こういう野球をやるんだというアピールでもあるのだ。それが結局素材型投手では、やっぱり変わる気ないなとみられても仕方ないのである。斉藤投手の善し悪しではない。今カープに真に必要なピースか否か、そしてその優先順位いかんの問題なのである。

何度も言うようだが、今のカープに必要なのは大型野手、特に外国人で賄いづらいポジションである。申し訳ないが上本がレギュラーに収まっているようでは弱い。守備走塁要員でしか役に立たないようなのを駆逐するようなインパクトのある選手がほしい。もちろん即戦力では難しいが、素材型まで手を広げればほかにいるだろうという気がしてならない。言い方は悪いが、今回の指名公表は逃げの一手とも取れるのである。

ただし、この時期で公表したということは、上記の意味で取りたい選手の目処が立っているからとも考えられる。あるいは、下位指名でもOKという感触を得ているからかもしれない。そうだとしたら、分からない話ではない。まあ、本当にそうかは、来週になれば分かるのであるが。

いずれにせよ、今年のドラフトは候補選手名鑑を見てもあまりピンときていないのが正直なところだ。こういう年こそ、カープのお家芸である「眼力」が試されるのだ。

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1件のコメント

  1. 斉藤優汰くんが可哀想やわ。
    カープが高卒大型素材型投手をまったく育成出来ないどころか、潰しまくっている事実から苫小牧の斉藤優汰くんは日ハムに入団したほうがいい。
    2019年ドラフトでストレート150㎞超え高卒大型素材型として獲った鈴木寛人を、ピッチングコーチがいじくりまくって2020年の1年目、早々にイップスを発症し翌年に退団。もう霞ヶ浦高校から有望な選手が出ても二度と指名は出来ないだろう。また、今年中日で大ブレークした岡林勇希外野手の兄・岡林飛翔投手も150㎞超え高卒大型素材型として2017ドラフトで育成指名したものの全く育成できず僅か2年で退団(2019)。2016ドラフトの高卒大型素材型のアドゥワも、負荷をかけすぎの間違ったトレーニング方法を指示し肘が壊れトミー・ジョン手術で潰れた。2020ドラフトの高卒大型素材型の小林樹斗投手も今年ブレークする勢いだったが全く育成できていない。林晃汰を「タイミングをコンパクトに」という朝山コーチの指示で潰してしまい、これで林が復活出来なければ育成できない小林と共に智弁和歌山高校出身の選手を2人も潰したことになる。智弁和歌山高校からは、今後有望な選手が出ても二度と指名出来ないだろう。

    カープは小園・森下・栗林のような入団前に既に出来上がっている選手しか活躍できない球団であることは明白。投手も野手も高卒素材型の選手は1人も育成出来ないヘボコーチばっかりで、強豪高校からはカープには入れたくないという声が上がっているのは想像に難くない。斉藤優汰くんも被害者の1人にならないよう入団拒否するべき。

    だから言ってるじゃない。せっかくの金の卵を速攻で粗大ゴミにしてしまうカープOBの無能指揮官・指導者じゃー、強いチームを作れるわけがない。

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