敵に舐められたらおしまいだよ。

スポーツ

今日の結果は、悪いが偶然の産物に過ぎない。カープの野球の内容が良かったら10点は取って圧勝している。それが一つ間違えばという展開になったのは、やっぱり新井が悪いのだ。加えていうなら、今日はタイガースに舐めてかかられたから勝てただけだ。6番中川、7番榮枝なんてオーダーで負けていたら、野球やめたほうがいい。

それにしても、新井は臆病なのか無責任なのか、あるいは正真正銘の莫迦なのか。今日苦しんだ原因は、7月ここまで3勝16敗3分けという結果が雄弁に物語っている。結局、新井は守りを固めないと怖くて野球できないのだ。リスクを取って攻めることができないのだ。だから勝利に必要な得点が取れない。それを「守り勝つ野球」などと褒めそやしていたバカープファンも同罪だ。

今日などもそうで、結局7番菊池8番矢野が足を引っ張った。初回にこの2人が誠実なバッティングしたら伊原は初回KO出来ていたし、7回も結局チャンスに最低の結果で応えた。前川を支配下に入れても意地でも使わないから、よほどこの2人はハジメのお気に入りだということがわかるだけだ。

もうひとつ、5回表森に打席が回ってきたときにそのまま打たせたのもそうだ。結果2点タイムリー二塁打になったが、まあたまたま当たったと言っていい。というより、あの最低の流れの中でリスクを取って攻められない指揮官の存在意義は、限りなく薄い。

これだけ負けても負けても負けてもディフェンスを固めたがるのは、2つ要因が考えられる。ひとつは、新井はやはり狂信的なディフェンス主義者だったという可能性だ。現役時代の彼に思いをきたすとおかしな感じだが、実はどんな人監督をやると自分ができなかったことをやりたがる傾向にあるから、まあ不思議な話ではない。

もうひとつは、「最後のひと戦果症候群」とでも言うものにかかった可能性がある。大連敗を続ける指揮官にありがちなのだが、症状は以下の通り。たとえ信じた野球の運が向かない、何かを変えなきゃいけない、場合によっては降参しなければいけないのは分かっているが、それは癪だから最後にひと戦果挙げて撤退しようという心情だ。

で、冷静に考えに及ぶ賢明な弊ブログの読者諸姉兄には明白なことだが、これをやった指揮官は、必ず組織を壊す。特にカープの「失われた二十余年」の間には、それが如実に表れていた。然るに新井にもその症状が出ているということは、もはやこれまでということである。

明日からはホームドラゴンズ戦である。申し訳ないが本当にカープが反転攻勢とか言う言葉を口にするのねらば、相手がどうだろうと三タテ必須だ。さもなくば、赤ヘル百年の計に鑑みて、中堅ヴェテランを切り、新戦力の期待が膨らむ野球をしなければならない。それができなければ、悪いが8月も死の行軍になるだけだ。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    タイガースは、捕手坂本の休養日がモロ裏目に出た感じやね。数年前は、タイガース党の間で梅野vs坂本論争があり、けっこうヒートアップしていたのだが、2年前リーグ優勝した年に梅野が骨折で居なくなってから勝率が高くなり坂本に軍配が上がった。今や梅野の出番が激減し、タイガースは坂本に依存している。ダルビッシュもNPBの中では坂本とバッテリーを組みたいと語っている。ただ、ここ数年、梅野と坂本以外の捕手がマスクを被るケースが極端に少ないため、2人以外の捕手が育たず、まるでデビュー戦の様相でガチガチだった榮枝には荷が重すぎた。

    詳細は知らんが、坂本が捕手だと投手は投げやすく(データ上、坂本の捕手防御率が良い)、野手からも信頼されている、らしい。どっちかといえば、我が我がと前へ出るタイプではないが、坂本が扇の要として居るだけで安心感があり、出場メンバーは落ち着くとか。やはり、野球の最重要ポジションはキャッチャーなんだよ。赤チームの捕手のように、たったの1試合の中でも、投球をポロポロこぼしたり弾いたりする場面が目立つようでは、投手からも野手からも信頼されるわけがない。30日大瀬良31日森浦のワイルドピッチは、両方とも坂倉のミットに投球が当たってるからねえ。特に30日の大瀬良ワイルドピッチは、結果的に決勝点になってるわけだから、坂倉の後逸で負けたようなもの。アマチュアやないねんから、ミットに当てた投球は止めてやらないと、ピッチャーが可哀想やで。

    ここ数年来言い続けていることだが、扇の要がしっかりしないと、いくらオフェンスを強化しても、頂点には立てない。

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