天気予報どおり、昨日より気温が10度近く下がった。そして冷たい雨に強い風。野球をやるのも見るのも最悪のコンディションの一日だったが、見せられた野球はもっと寒かった。スコアこそ1-4だが、マリーンズがもっと本気出してやっていたらこれでは済まなかっただろう。少なくとも3回と4回のマリーンズの攻撃は、試合進行を早めてさっさと終わらせたいという思いが見て取れた。
佐藤柳之介の内容は確かに悪かったが、累積疲労が出てきているであろうことと上記の条件から割り引く必要はあるだろう。新井も言うとおり彼は打たれることも勉強だ。なぜ失点したかを突き詰めて考えれば、きっと次に繋がることだろう。ただ、よく持ち直したと勘違いしたら次はない。失点しなかったのは、試合を成立させてあわよくばコールドを目論んだマリーンズ打線がポンポン打ってくれたからである。
オフェンスは、今日はまったく駄目。安打数は出るようになったが、チャンスを作っても返せないのでは意味がない。点を取ったのはランナー1塁からの二俣の長打で、そのあとの無死2塁が点にならなかったのはやはりちょっと辛い。ファビアンにヒットが出たくらいかな、唯一ポジティヴにとらえられるのは。もっとも、打ってる姿を見たら、なんか当てに行ってるような気がしてならない。
ひとつ気になったのが小園だ。今日の小園は長打を捨ててヒットだけを打ちに行っていたように見えた。この時期にこれではちょっと寂しい。バカープファンが喧しいから数字だけでも整えようとしたのかは分からないが、小園なら楽に出来ることとはいえ今見せることではない。今の小園ならオープン戦は捨てても長打を増やす方向のバッティングをしてよいはずである。
一方、矢野は今年は相当苦しいだろう。きっと打てない。特に今日は内容も結果も悪かった。そりゃね、研究されるから。どのピッチャーだってどうやったら打たれないかを真摯に研究しているはずなのだ。ましてそれが明確な矢野対策なんて、赤子の手を捻るようなものかもしれない。どんなに一生懸命美しい守備を見せても、打てなきゃ守備固めが関の山なのだ。
明日は今日同様雨模様で寒い日になりそうだ。とすると、また選手はもちろんお客さんにも苦しい一日になるに違いない。今日の市民球場のスタンドは、非常に寂しかった。応援の勢いもマリサポに完敗していたし、そもそもまったく盛り上がりもなかった。まあ、今日の試合内容で温まれと言うことが無理な話ではある。とりあえず序盤から点取っていかないと、本当に寒くなるよね。






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