当地も、昼前から本降りの雨が降り出し、やがてみぞれ混じりとなった。所用あって今は家を離れているが、途中東広島あたりから雪になり、ところによっては積もっていた。本来は明日朝の移動予定だったのだが、それだったら些かまずかっただろう。
もちろん、日南でのカープのスプリングキャンプも雨のスタートとなった。確か昨年も雨だったと思うと、どうも験が悪い気がしてならない。もっとも、今年のカープについていうなら、もはや縁起の良し悪しどうこうではない気がするが。
どうしても雨の日となるとキャンプ中継もブルペンが映りがちなのだが、まあこの時期はブルペンで投げられることに意味があるというべきもので、だからどうこうではない。今は動ける体でメニューがこなせていればよいのだ。
それはまあ野手陣にもいえて、屋内練習場で動いている姿だけでは、何とも言いようがない。まあ明日は大丈夫そうだが、やはりグラウンドで動いている姿を見ないと何も分からない。この時期からちんたらやっている姿が見えたら、たいがいだめだ。
初日とあって新井のコメントが流されていたが、やはり振る量が多くなるということは繰り返されていた。当たり前だ。昨年の体たらくでなお守り勝つ野球などとほざいていたら、うつけの程度にもほどがある。その悪魔のワードが出なかっただけましかもしれぬ。
しかし、その方法論はどうなのだろうか。何度もいうが、今のカープの歪な編成では、打てる素材があまりにも少ないのだ。金の地金を磨いたり宝石の原石を磨いたりするのならともかく、銅や真鍮、あるいはガラス玉を磨いでなんとかしようという趣ではね。
今の日南組のメンバーには、パワーが期待できる若手が多く帯同しているので、うまく嵌まれぼ確かに面白い。しかし、それで143試合戦えるかと言われればそうではない。だからこそ、実績のある中堅ヴェテランの力が必要なのだ。
ところが、そういう若手をサポートするような選手が、いない。はっきり言えばもう終わってる選手ばかりだ。そんな選手を後生大事に抱え込むものだから、編成か難しくなるのだ。九里の人的補償に誰も取れないという事態に陥るのだ。
會澤翼、田中広輔、松山竜平、君たちだよ。さらに言えば上本崇司、堂林翔太も。本来ならチーム大改造の捨て駒になってもおかしくなかった。堂林は一軍帯同だが、そうでないあとの4人には、調整という言葉はない。血反吐はいて追い込めと言いたい。
どんなチームだってそうだが、強いチームには必ず燻し銀の輝きを放つ選手がいるものだ。残念ながら今のカーブには、くすんでいるアルミ箔のようなのばっかりで、燻し銀と評したい選手はいない。秋山や菊池がそうなるくらいでないといけないのだが。
明日は所用でライヴでは中継を見れないが、もちろん録画してある。キャンプ序盤をあまり一生懸命見るに能わないかもしれないが、この時期での予感が当たることもある。昨年もキャンプの時点からパワー不足は大丈夫かと思ったし、レイノルズ、シャイナーには不安しかなかった。結果は、言うまでもない。
まあ、当局の推しがとにかく矢野矢野矢野という現状では、キャンプの見せ方も自ずとそうなるということだ。もう一つのキャンプ中継の見方は、どこに当局の推しポイントを見つけるかというのもある。きっと明日から矢野にフォーカスが当たり続けるだろうね。
そういえば、今日のカープアプリ「カーチカチ」の広告を見ると、他の主力を押しのけて矢野が秋山と並んでセンターポジションにいた。もちろん小園はそこにはいない。坂倉もいない。なんとなく数年後のカープの暗黒が見えた気がした。
雪には七難隠す作用があるのか、雪景色というのは実にきれいだ。きょう広島に降った雪はそこまでには至らないだろうが、広島という街の粗を隠したいと思っている向きは多かろう。それに対して雨は、残酷に粗をえぐり出す効果があるようだ。
ならは。雨雨降れもっと降れ。ヒロシマ球界の粗とか醜悪なるものをみんな流してしまえ。そして、待望しているカープの黄金時代を連れてこい。
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