正直言って、今日の公示が出た段階で期待できんなと思い、スターター発表の時点で打ちのめされた気分になった。この期に及んで、しかもファームの全日程が終わったにもかかわらず入れ替えひとつなく、スターター3番が野間。これはもう映像なんか見る必要もないと思ったら、そのとおりになった。
とにかく、今日もまた野間はクソの役にも立たなかった。打点を挙げた？併殺崩れやないか。3番打者の仕事じゃない。もしクリーンアップの役に叶うんやったら、なんでサウスポーが出たくらいで代打出されないかん。おかしいやろ。
いや。野間がどうこうというより、野間が起用されたことが他の選手に与えた悪影響のほうが大きかった。今日のカープのオフェンスは、死んていた。まあそうだ。先日の試合であれだけ最大にやるかしてチームを負けに導いたのがまるでお咎めなしというのはおかしい。申し訳ないが、あの試合も途中懲罰交代があって然るべきだったし、この試合では使ってはいけなかった。全く、新井は何考えて用兵やってんのかと思う。
いや、考えてるのだろう。それだけ、野間という存在はチームの中でアンタッチャブルであるということだ。なぜかって？球団上層部、早い話がハジメの覚えがめでたいということ。たぶん、叩かれれば叩かれるほど贔屓筋は頑なになるんだろうな。なので、きっと新井も処遇に苦労してるのだろう。
新井貴浩という人は、結局優しくて腹がくくれないんだと思う。だから、自分の意志でこういう選手を育てたいから起用するんだというものが全く見えない。よって、起用される選手の面々は、実は佐々岡体制とさして変わらないのだ。佐々岡だって当局言いなりだったからね。
新井という人は、最初はあたかも佐々岡的なるものに対するアンチテーゼのように現れたから誤解されているが、所詮はAncien régimeにその出自を持つ「諸国民の王」なのである。決して改革者ではない。むしろ、ハジメが望む次期監督、早い話が東出であるが、それはの橋渡しをするだけに終わる可能性もあるのだ。
だから、やっぱり暗愚な専制君主の末裔なのか、それとも現状の論点を炙り出すために敢えてうつけの真似をしているのか、まあやがてわかる。いずれにせよ、カープは一度根本から壊れることになるようである。そこから新たな王国を作るのか、一地方の没落貴族で終わるのかは、新井次第だ。
もし、それをもの知らぬ善意のカープファンに知らしめるために、敢えてハジメの言いなりになって、ここまでの崩壊劇を見せたのであれば、実は新井もなかなかの策士と言わざるを得ないが、さあどうかな。
明日も試合があるらしい。しかし、たぶん私は黙殺する。たかが2点のビハインドすら跳ね返さないようなチームは、プロスポーツでございなどと言う資格はない。まあ、新井により根本から壊されているけどね。
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コメント
新井は純真な素振りを見せているようで、実は巧妙にオーナーの指示以上の敗退行為をやって、当てつけで潰滅させているようにも映るけどね。プロ野球史上初9月に入って首位からBクラスへの転落という箔が落ちるような派手なクラッシャーぶりは、もしかすれば新井にしか出来ない芸当なのかもしれない。中途半端に望みをつなぐより、全滅に近い形で無惨な姿を晒したままシーズンを終えるほうが、立て直しはやりやすいような気がする。このような結果になっても尚オーナーが何もしなければ、さすがのおバカープファンも黙ってないでしょ。
俺は前々から述べているが、生ぬるいチームを変えるためには石橋を叩いて渡るようなソフトランディング方式より、ショック療法で何もかもガラッと一変させるハードランディング方式のほうが効果的やと思うけどなぁ。チームを刷新するために、新井は巧くやったと思いたい。
野手は小園以外総替えでもいいような気がする。