この結果になんの夢を見ろというのか。

朝はきちんと起きられたものの、あいかわらず風邪症状は抜けず仕事に差し障りが出かねなかったのだ、昼で切り上げて薬飲んで寝ていた。おかげでだいぶ良くなり、さあドラフト会議中継をと思っていたら、家人に買い物に連れ出されてしまい、帰宅した頃には支配下選手の指名は終了していた。なんとも冴えない。

しかし、見なくてよかったかもしれない。ライヴ中継を見ていたら出てなかった熱が上がったかもしれない。そのくらい、腹立たしかった。というより、がっかりした。大学の評点のように4段階で判定したら、間違いなくD判定だろう。

正直に言って、常廣を抽選の結果引き当てたのはよかった。しかし、2巡目も3巡目も投手。たしかに今年は大卒に即戦力投手が多いという見立てではあったが、今のカープの論点を解決するピースなのかと言われたら、いささか疑問だ。これでは「野球太郎」を見て指名してるのと変わらない。

もちろん選手が悪いわけではない。しかし、ある意味ただ取ってみましたと言うんだったら選手に対しても失礼だ。特に上位ではもっと別の立ち回り方があったのではと思えてならない。5巡目の赤塚はロマン枠としていいと思うし、育成1巡目と2巡目はいずれも面白い指名だっただけに、残念だ。

今回の指名は、二言目には即戦力投手がーというバカープファンを喜ばせるには十分かもしれないが、まともに見ている向きにとってはがっかりさせるに十分だっただろう。願わくば、私の眼が狂っていましたと来年の秋にここで書けるほどの活躍を期待したい。

正直疲れたので、恒例の一口紹介はやめる。WEBでいくらでも検索できる時代に、ここで書くことの意味はないとも思う。あえて書いておくとしたら、2巡目指名の高は広陵高校卒(出身は新居浜市だが)、3巡目指名の滝田所属の星槎道都大学の監督は広島商出身の二宮至氏というから、広島球界と縁のある選手というくらいか。まあ、気が向いたら明日以降書くかもしれない。

最後にひとことだけ、真鍋慧選手について書いておく。今年のドラフトで上位縛りをするというのは、無謀というのを通り越して愚かと言わざるをえない。これが本当に彼の意志によるものなのか、私は疑問なしとしない。むしろ、4年後に名実ともに上位指名になったとき、懐が潤う向きが周囲にたくさんいるのだろう。残念ながら、それがアマチュア球界の悪しき体質である。どこに進学するのかは分からないが、まあ潰されないように、潰れないようにと思う。

それにしても、画面に映し出された極悪オーナーがふんぞり返って大きなことをしているのを見たら、余計に腹立たしくなった。きっと今回の指名も彼奴のイニシアティブなんだろうな。

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“この結果になんの夢を見ろというのか。” への3件のフィードバック

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    とりあえず支配下指名5選手を動画でチェックしてみた。

    打撃面だけなら、4位の仲田侑仁はかなりいいかもよ。186㎝96㎏と立派な体格は即プロで通用しそう。沖縄尚学高の4番だからパンチ力がある。春の選抜甲子園では満塁ホームラン、夏は優勝チームの慶應から2ランと勝負強く、意外とバッティング技術が高く穴が少なそう。完成度なら真鍋慧を上回っているんじゃないかなぁ。2024年は開幕スタメンで使ってもらいたい。

    常廣は球速アベレージ148キロぐらいでギアを上げると152~153キロのスピードは出る。身体が細身の影響か球質が軽いような印象だが完成度は高く、現状の大瀬良よりはマシなんじゃないかなぁ。思い切って2024開幕投手にすればおもしろい。

    2位3位の左腕コンビも、わりと良い感じ。高太一のストレートは常時146~147キロは出てキレがある。曲がり玉は平均的だがコントロールがそこそこいいので、落ちる系の変化球を磨けばローテに入れそう。滝田一希はストレートのスピードにバラツキがあるのは気になるが150キロ超えの時もあり球質が重そうな印象で、とりあえず中継ぎで使えそう。コントロールがイマイチなので開幕1軍は厳しいか。コントロールが修正できれば塹江より使えるかも。
    5位の赤塚健利は未完成だが素材は良い。身長195㎝体重110㎏で、大学入学時から球速が10キロ以上速くなり最速153キロ。最速155キロ超え、球速アベレージを150キロに上げたいという目標があり筋トレが趣味だとか。ドジャースのウォーカー・ビューラーのフォームを参考にし、メジャー志向が強い。順調に伸びれば大物になれるかも。

    野手をもう2人ぐらい支配下指名してもらいたかったけれど、非力系のチビが1人もいないのは評価できるのでは。S級レベルではないけれど、支配下指名5選手ともそこそこハイレベルで、2018年以降では、最も良いドラフトだったような印象を受けた。

    特に仲田侑仁は、2024開幕スタメン、2025は4番で固定できるように、大きく羽ばたいてもらいたい。

  2. アングリーレッドのアバター
    アングリーレッド

    わくわくドキドキのドラフト会議も、“狂犬もとい強権”ハジメと、“死神”鈴木清明がバーンと映ってムカムカしましたね(怒)
    私も支配下で内野手をもう少し取って欲しいと思いました。来年野手が豊作ということで、その分4位指名の仲田選手に期待しましょうか。彼には栗原2世、いやそれ以上になって欲しいです。
    ところで、カープのアホオーナーの強権ぶりは、ドラフト指名選手もうわさには聞いているのでしょうが、中に入ってみたら想像以上であることにガッカリせず頑張って欲しい。
    我々“強いカープが見たい”ファンがハジメの追い落としに精を出して、選手達がくだらない出身校忖度・オーナー好き嫌い・スタメン確約手形などにがんじがらめにならないようにしてあげたいですね。

  3. HKBのアバター
    HKB

    即戦力投手偏重の嫌いはありますし、もっと野手や高卒投手を指名してほしかったですが左右のスラッガー候補を指名できた点はよかったと思います。
    それに野手特に外野手が補強ポイントのライオンズも7人中6人投手指名しているんで、冷静になって考えると今年に関しては投手ドラフトになるのも仕方ないかもしれません。

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