カープファン諸君、この結果は君たちのせいだよ。

例によってNHKBSとDAZNでサンフレッチェとゼルビアの試合を見ていたので、カープなどお呼びでなかった。というより、サンフレの試合が素晴らしすぎたので、その余韻を壊すようなクソ試合など見る気になれなかったという方か正しい。

　ちょっと一息

広島での相手チーム胴上げは48年ぶりであるが、これがどれだけ屈辱であるか、少しは物知らぬ善意のファンの方々にも理解していただけただろうかと思う。いや、なーんにも思わずにニコニコしながら球場後にしたのかな、いつものように。ほんと、こんなのが胸張ってカープファンでございと曰っているのを見ているから、カープファンを名乗るのが恥ずかしくなるのだ。

　DLsiteでお得に読む

もちろん、真剣に悔しいと思っている向きもあろうかと思う。しかし、私を含めカープファンには、この結果を悔しがる資格も瞋る資格もない。理由は簡単。

蓋し、これぞまさに、カープと一部カープファンが推し進めてきた間違った方針の成れの果てだから。仮にその方針を是としなくても、それを止められなかった以上同罪なのである。

　ちょっと一息

わずか一月前にはカープもサンフレッチェと同様優勝を狙える地位にいた。しかし、なぜこんなに彼我の差が開いてしまったか。ひとつには、比べるのもおこがましいが、智将Skibbeと愚将新井貴浩との差てある。これはもう書くまでもないので省略する。ひとつだけ言うとしたら、NPBも指導者ライセンスを設けたほうがいい。もちろん、ペーパーテストも込みで。

　DLsiteでお得に読む

あとひとつは、補強である。サンフレッチェだって今シーズン途中で川村拓夢、野津田岳人、大橋祐紀が海外移籍している上に、ドグ、エゼ、ピエロス、マルコスと外国人の離脱が相次いでいるのだ。しかし、川辺駿を戻し、トルガイとゴンサロを獲得した。サンフレの首位奪回に、彼らの存在は欠かせないと言っていい。

　ちょっと一息

しかしてカープは、昨年オフからオフェンスが課題であることがわかっていながら、補強をサボり続けた。そしてそれは間違いなく9月大失速の原因となった。私などは、この結果を見てもそらみたことがとしか思えないのだが、だからと言ってそれを打開するのに有効な手を打てなかった視点でやはり共犯性は消えないのである。

　DLsiteでお得に読む

多くのもの知らぬカープファンは、我々が提示した疑問に対し、「守り勝つ野球」「伝統の機動力野球」「長打がなくても繋ぐ野球で点を取る」などとほざきまくった。しかし、ようやくそれが客観的に誤りであることが証明された。ここに来て、パワーのある若手打者の育成だとか、野手中心のドラフトをすべきとかなんとかいかにも自分が考えたように言い回っているようだが、ふざけんなと思う。

　ちょっと一息

それでも、おかしいものはおかしいということがカープファンの間で共有され始めたのであるとすれば、まあ良い。しかし、私もそんなものを安易に信ずるほどお人好しではないし、むしろ冷ややかに見ている。だから、今日の感想は標題のとおりだ。きっと、3日たったら忘れてるよ。