Ouvertüre der Verzweiflung

大袈裟なこと言うわけでなく、今年のカープは、もう終わったかもしれない。そんな気がした。今日の敗北は、今後に向けてかなり危険な要素を孕んでいる。スクワットしか能のない自称ファンにはわからないだろうが。

とにかく決定打になったのは、新井の悲しいまでの戦術眼のなさだ。開幕直後だったら初期不良かなですましてもよいのだが、5月も中旬になってこれはありえない。やっぱり、はっきり言って頭が悪いのだろう。要するにこれは相当勉強しないとついていけそうにない。

直接的に引き金を引いたのは8回の九里続投の判断だろうが、結局新井は球数でしか判断できないのだろう。試合の流れや展開、そしてこの試合を終盤逆転で落とそうものなら今後何があるかわからない子思えば、石橋を叩いて渡らねば貼らないところだった。しかし、これもまあ結果論に近いことはある。

やはりこの試合のキープレイは、デーヴィッドソンのトンネルだろう。たかがエラーではない。少なくとも昨日今日とデーヴィッドソンの不誠実なバッティングは我慢の限度を超えていた。こういう選手は、思わぬところで死神さんに好かれてしまうものかだ。その代償は大きすぎたが、避けられなかった事象ではあるまい。

先日も触れたが、現在ファームでは林が結果を出している。なのに、塩漬けだ。結局マクブルームやデーヴィッドソンの存在と牴触するから中々使えないのだろうが、はっきり言って今のデーヴィッドソンは存在意義が些か微妙になりつつある。ならば、一度腹括って使ってみても良さそうなものだが、それが新井にはできない。結局契約に足を踏み込むだけの器量がないんだな。

この関連でもう一つ言えば、今日やっと中村貴浩が支配下登録された。1か月遅い。野間が離脱したタイミングとばっちりで、いかに野間を守るために塩漬けにされていたかがよくわかる。加えて、起用は金曜日のタイガース戦からだという。これもアホかとしか言えない。こんなことしてるのは、カープだけだ。なぜすぐに一軍登録しない。どうせハジメが交通費ケチってるんだろう。その程度のことだ。

それにね、なんでショートもあんな有象無象に任せるのかね。ほんとにおかしいよ。そんなにみんな小園を潰したいかい?アホな自称ファンどもが寄ってたかって。小園の才能が今一軍にいる有象無象より図抜けてることが理解できないような輩は、くたばっちまえ。害悪だ。

要するに、今日の負けは悲劇でもなんでもなく、カープの構造的問題が露呈しただけのことだ。だから、それを変えない限り永遠に今日のような敗北は続く。優勝?日本一?なりたかったら全てを変えろ。まあこんなこと、現状に巣食うシロアリどもに言っても始まらないか。

明日はコルニエルが誠実なピッチングをするだろうが、オフェンスの不誠実さが相殺してお釣りが来るだろう。しかしね、新井にはカープに蔓延るオフェンス軽視の風潮を一掃してくれるかなという期待くらいはしていたのだが、どうやら新井もそれにどっぷり浸かっていることがよくわかった。きっと新井もあと一週間もしたら、カープを滅ぼすキラーワード「投手を中心に守り勝つ野球」を口にするようになるだろう。それはすなわち、新井もマツダ商店の忠実なる使用人に過ぎないことの証明である。

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コメント

“Ouvertüre der Verzweiflung” への1件のコメント

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    絶望の序曲とは、ずいぶん優しい(笑)。こっちは、絶望を通り越しレクイエムが聞こえている。開幕と同時に嘲笑タイムに突入。キャストがしなびた大根ばっか。嘲笑うしかない。開幕と同時に終わったと感じたので、ウォッチャーなどという中途半端なスタンスをとっている。

    たいした実績もない劣化著しいベテランや中堅組を、不動の1軍メンバーに組み入れるなんて言語道断。1軍に上げてくる若手は非力なチビメンズばっか。次世代の大型選手を育てる意志がない球団に魅力があるわけがない。誰が老いぼれた脇役ばっかりのB級映画にカネを払って観たいと思う?

    高津臣吾がシーズン中に監督室に長岡秀樹選手を呼び出し「フルスイングできなくなったら、外すからね」と。カープ首脳陣の常套文句「コンパクトに」とエライ違い。コンパクト病に罹ったカープ育成の木下元秀は、入団当初の「全打席ホームランを狙う」という言葉とは裏腹に、当てにいくスイングに陥り長打が消えた。おそらく今シーズンで自由契約になる。木下も2軍コーチに潰された被害者や。もったいない。

    長所を消し平均化する日教組教員の悪癖が、カープ2軍の指導者に投影されている。誤った教育は怖い。

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