天国も地獄もクソくらえ。

スポーツ

今日はなぜか、業務が忙しくなかったにもかかわらず昼過ぎから疲れ切ってボロボロだった。逃げ帰るように帰宅したのだが、なかなか疲れからかなにもする気が起きない。そんな中、今日は何を書こうかと思ったがこれもプロットが浮かばない。なぜか標題だけ風呂の中で浮かんできたので取り敢えず立てたのだが、そこからどう続けようかと今思案しているところだ。

ちなみに、最初は「天国も地獄もないのさ」にしようかなと思っていた。しかし、それではあの曲からの引用というのが誰もが分かってしまうし、私はその世界観から最も遠いところに居る俗物だ。なので、少し捻ってみた。ちなみにこれもある曲からの戴きである。これが分かれば相当のマニアだ。ウッドベースをかき鳴らしながら歌うソロ曲とだけ書いておく。

早いもので、プロ野球もオールスターブレイクまであとひとカード。これを過ぎたらいよいよ後半戦の酷暑戦線に入る。さらにいうなら補強期限まであと1週間とちょっと。どのチームも後半戦に向けて体制作りに入っているところだ。特にセントラルは、まあパシフィックもそうだが、空前の低レベルといっていい。なんせ今下位にいても大型連勝でもしたらたちまちリーグ全体がカオスになる可能性があるのだ。その意味では今年はボーナスステージみたいなもんだ。

ただし、カープはその限りではない。そもそも論としてエトミデート疑獄の措置を誤り、野球の神様の機嫌を損ねさせている上に、勝たないのがいいんだという一部「ファン」に囲まれているから、そのスタートラインに立つ資格も、いやそもそも立つ気もないのだ。どう考えたって、今のままで上位に進出できる余地があると思う方がおかしい。思いたいけれども、残念ながら現状がそれを許さない。

昨日の試合を見ても、褒めあげる要素には乏しかった。斉藤優汰はよく投げた。彼が今できる最高の誠実な結果を残したのだから、当然合格点だ。リリーバーたちもおそらくは斉藤優汰のためにと踏ん張った。ただ、チーム全体で見ると果てしない沈滞感を感じたのである。その理由は、もはやそのように見えるからという鵺のようなことしか言えない。でもそれが正直なところだ。

敢えて言葉にするなら、何度か弊ブログで取り上げてきた「命がけの一生懸命さ」が足らないということだろうか。一生懸命さがないとはいわない。なんせ鉛の球を芯にした牛革のボールが時速160kmで飛んでくる中に身を置いているのだ。一生懸命さがなかったら、命にかかわる。しかし、そんなのはプロフェッショナルであれば当たり前のことなのだ。それは何らかの仕事をされていればおわかりだろう。

この「命がけの一生懸命」という言葉も、旧福山競馬で伝説の装蹄師と言われた福永守翁の受け売りなのだが、蓋し名言だ。一生懸命さにも度合いがあるのだ。今日午後からの私の状態はさしずめ「今日の仕事さえ流れればいいやという程度の一生懸命」さに過ぎなかった。私は芸を見せる仕事ではないからまだ救われるが(本当はいけません)、プロ野球選手は野球を見せてお金を取っているのだ。それではいけないはずだし、「命がけの一生懸命」さにこそみんなお金を払うのだ。

而して、今のカープのどこにそんなものがあるだろうか。特にエトミデート疑獄が発覚してから顕著である。ある者はおどおどしながら、ある者は白けきった表情でやっているのが見え見えだ。それではいけまい。グラウンドには銭が落ちているかもしれないが、一方で戦場でもある。それで結果が出ると考える方がおかしいし、よく怪我しないなと思う、逆に言えば怪我しない程度にぼちぼちやりまひょかという表情すら見て取れるのである。そしてそれは一軍実績の長い選手に顕著だ。

とにかく今必要なもの、いや今こそ見たいものは、グラウンドで目の色を変えている命がけの必死さ満載の選手である。もはや一軍実績の多寡は問題ではない。誰が一軍の舞台で輝けるかということを中心に選手をセレクトすべきだろうと思うのである。鶴岡一人親分ではないが、「グラウンドに落ちている銭」を必死になって拾う姿が身たい。名原典彦が数字以上の説得力を持つのと同じだ。

しかし、どこにそんなものが見えるだろうか。ヒロシマ球界は荒れ放題、今のカープは右も左も真っ暗闇じゃあござんせんか、と歌いたくなってしまう。だから、少々の白星で手放しで褒められないのだ。明日の予告先発はアドゥワ誠対高橋奎二だが、どうやって勝ちに行くだろう。そういうものが試合前から見えなければ、なんとなくがっかりしてしまうだろうなと思う。

まあ、今そんなことを思案していても仕方がない。明日になれば、明日になればといいたいところだ。でもまったく今のカープはその日その日のすれすれ暮らしである。嫌なら見なきゃいいというのは正論だし、事実映像は今のところ極めて制限しているところだ。でも、何かその反撥心を見てみたいと思ってしまう自分は甘いのだろうか。

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