今日の午後、菅原洋一翁の訃報に接した。私が最後に見たのは昨年末のテレ東の番組だが、その頃にはもう病で十分に歌うことままならなかったのだろう。それでも92歳という長命を得て、最後まで現役であり続けたことは素晴らしいと思う。私の音楽ライブラリには、菅原洋一翁が傘寿を越えてから録音した「ラ・バンバ」と「慕情のテーマ」があるのだが、透明感のある美しい声だ。
菅原洋一翁と言えば、もちろん流行歌手としての功績もある。しかし、私くらいの世代で言うならば、なんといってもタンゴやラテンやシャンソンの人である。もともとはタンゴが歌いたかったことはこの度初めて知った。国立音大だからクラシックの出かなと思ってはいたが、タンゴを歌いこなすためにスペイン語と似ているイタリア語の歌曲を勉強したという逸話があるようだ。
だからというわけではないが、私が個人的に一曲挙げるとするならば「ラ・クンパルシータ」だろう。菅原洋一翁のタンゴの代表曲といっていいと思う。この曲が実は偽アルゼンチンタンゴであることはかつて書いた気がする。しかしそんな出自を抜きにしても氏の「ラ・クンパルシータ」は唯一無二のものといっていい。なぜか各種サブスクには入っていないのだが(itune music storeにはある)。
前述のとおり、昨年末、BSテレ東での歌番組で見たのが最後となった。椅子に座っての歌唱だったが、出世曲「知りたくないの」を朗々と歌い上げていた。それでもやはり声が少しずつ衰えてるかなと思っていたが、その頃には病を得ていたらしい。本当はきっとステージに上がるのも辛かったのだろう。あのパフォーマンスはやっぱり鍛え方の違いという以上のものがあると思う。
それを思うと、最近の歌屋さんはみんな駄目だ。なんか腹から声を出すことは恥ずかしいこととでも思っているのだろうか。とにかく細工をして声を出してますねといいたい人が多いのである。その典型はMrs. GREEN APPLEの大森元貴で、自分の歌はいいが他の人の曲を歌ったらさっぱりだめだった。結局この人は歌がヘタクソなんだろう。頼むから友達とのカラオケだけで歌っててくれと言いたい。
その点は措くにしても、昨年の紅白で「夢であいましょう」と「見上げてごらん夜の星を」を歌うことになったときに、少しくらい練習しなかったのだろうか。下手は下手なりに誠実に練習したら十分聞けるのだ。彼にはそういう誠実さがないから、なに歌っても刺さらない。だから私は彼らをまったく評価しない。というより、なんで持て囃されるのかよく分からない。きっと周防のせいだな。
まあ、ことは全て歌の世界だけではない。職業野球の世界だってそうではないか。プロにドラフトでかかるくらいの選手だからだいたい素晴らしい選手ばかりなのだ。「子どもの頃からエースで四番」ばっかり集まっているような世界である。それでも最終的には成績で差が付いてしまう。しかるにそれはプレイに向き合う誠実さの分量で変わっているのだろうと割と勝手に思っている。異論はあるだろうが。
もっとも、広島の赤い帽子の野球チームで言うならば、そもそも本当にドラフトにかかるべき選手をかけているか越智宇疑問すらある。誰がどうかと言うのは差し控えるが、そもそもがダイヤの原石どころかガラス玉、といって悪けりゃ工業用ダイヤモンドみたいなのが散見される。だから肝心なところで力を出してくれないのだろうと思う。というより、200パーセントの力を出してようやく十人並みと言うべき選手が多すぎるのだ。
そんな中で、今回のエトミデート疑獄である。そりゃこんなチーム勝てるわけがない。もう言っちゃなんだが根本的に性根腐ってるとしかいえない。私はそもそもプロスポーツ選手が喫煙していること自体がいかがなものかと思う。百歩譲って家の中とか酒席とかで吸う分にはよいが、移動のバスとか球場の中で吸っているのだとすれば哀しいとしかいいようがない。だからゾンビたばこ、すなわちエトミデートの違法使用が蔓延してしまうのだ。
件の売人は昨日逮捕されたらしいから、遅くとも明日には勾留、すなわち留置施設に身柄が留め置かれることとなるだろう。昨日も書いたとおり概ね事実関係は争わないらしい。そうなると、次は羽月隆太郎以外の誰にエトミデートを引いたかという問題になる。その売人がどこまでしゃべるかは分からない。しかし、なにか客観的証拠が差し押さえられていたとしたら、かなりまずい話となる。そこから先は、まだ何とも言えないが。
水曜木曜の試合に期待するものは何もない。たぶんなんかの間違いでさえ勝てそうな気がしない。木曜日はファイターズが柴田獅子の二刀流お披露目デビューを目論んでいるらしい。格好のカモと見られた形だ。それに対する反撥力など、もはやカープに残ってはいないだろう。今の死に体のカープではね。なにに期待ができるものか。どんなパフォーマンスを期待すればよいのか。全くわからない。
それを打破するためには、しつこいようだが今回のエトミデート疑獄の解明しかない。自らの手ですべてを明らかにし、連座した選手を全員処分したうえで、残されたもので戦えばよい。それが一番の近道だと思う。当面はボロボロに負けると思う。しかし、やる気のない連中がボロ雑巾になるのと、これからの選手が試練を受けるのとでは見ているものとしても感銘力が違うのだ。
とはいえ、結局カープ球団当局は知らぬ存ぜぬを決め込んでいる。これは第2第3の羽月が出てこないといけないということなのかな。警察OBの職員を通じて抑え込めると思っているなら甘い。薬物事犯をスルーするほど警察は甘くないとだけ言っておこう。もののついでだから、それといっしょにマツダ商店までふっ飛ばされてしまえばいいさ。
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