ある鯉党のたはごと2026その3;「困難は分割せよ」

スポーツ

はっきり言って、昨日の栗林には期待をかけていなかったのだが、終わってみたらいわゆる「準完全試合」での完封勝利である。しかも「マダックス」のおまけ付き。自らの先発白星を”Narco”のテーマに乗ってクローズするなんて、かっこよすぎるとしか言いようがない。思えば一昨日のフレディもそうだったし、期待値を上回る結果を出してくれている。

その理由について思うに、徹底的に相手の裏をかいたことに尽きるだろう。フレディにしても、栗林にしても、ストレートで押すのではなく、変化球をうまく使ってはぐらかしたといっていいと思う。もっと言えば、イニングごとによって配球パターンを変えていたように見受けられる。栗林は実務は多彩な変化球を持ち、しかもその精度が高いのだから、それが可能だったと言える。

フレディもそうだ。見た限りではストレートの力といえより、チェンジアップを核とした変化球が良い。ならば、ストレートをメインとしたり変化球をメインとしたり、イニングごとに変えていけばなかなか面白いピッチャーとなると思われる。昔からの言い伝えにあるとおり、何でも使いようなのだ。最初から使える使えないという思い込みをするのは、愚の骨頂なのかもしれない。

Descartes大先生は、その著書「方法序説」で、「困難は分割せよ」と説いた。なにも目の前に置かれている問題とがっぷり四つに組む必要はないではないか。問題はすべて解決されるためにある。そのための方法は問わないのだ。外連を張ろうが、肩透かしを引こうが、何をやっても構わないのだから。ましてやプロスポーツである。反則行為は別として、何をやったからだめということはない。

そのあたりを、案外カープファンはわかってないのかもしれない。カープの野球といえのはこうあるべきという命題から自由でないうえに、その命題の大前提が根本的に誤っているのだ。「投手を中心に守り勝つ野球」なんて、最初から最下位になりたいんですか?といわずにはおれない。いや、それがいいんだというバカープファンもいるから厄介だが。

どうせ「投手を中心に」というのを徹底するなら、こういうチーム作りをしてみてはいかがかと思う。まず、先発投手の頭数を少なくとも10人、できれば12人揃える。そして、シーズンを5分割して、開幕期、交流戦、オールスターブレイクまで、酷暑戦線、最終決戦に分ける。その5ますに6人を当てはめたら30枠。これに投手を休ませながら埋めてゆけばよい。まさに、「困難は分割せよ」である。

今のカープのローテーション投手に、ワンシーズンフルに活躍できそうな投手はいない。しかも、夏の酷暑が輪をかけて、投手陣にダメージを起こす。それなら、もっとも戦いがハードになるであろう酷暑戦線に主力投手をフレッシュな状態で投入すればよい。そのためには、交流戦や、オールスターブレイク前の期間には、違う投手陣を構築すればよいだけである。

だいたい勝てるチームには、交流戦専用機や短期決戦要員がいるものだ。そういう割り切りも必要だし、消耗度の高い投手がフルシーズン投げなければならない必然性なんてない。別に野手だって一緒だ。今のカープは期待できるのはヴェテランとルーキーだけなんだから、必ずフルシーズン通してみればどこかに綻びが来る。ならば、これも「分割して」考えればよいではないか。

それが嫌だと言うなら、現市民球場を廃棄してでもドーム球場を作るほかない。そうすれば酷暑は一定程度避けられるし、選手の負担も減るだろう。人工芝がどうのという議論もあるだろうが、今やどのみち天然芝グラウンドが少数派になっているのだから、人工芝にしたところで大した影響はないだろう。いや、エスコンフィールドのあり方を研究して最先端の技術を使えば、総天然芝ドーム球場の可能性もゼロではあるまい。

困難を分割して考えられないということは、所与の前提にがんじがらめになって思考停止に陥るのがオチだ。広島人はその典型であって、特にかくあるべきだという「べき論」に弱い。そこから自由にならないと、本当に滅びるよ、広島もカープも。sollenとseinの区別を理解できないとね。

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