ドラフトの失敗がカーブを壊した(後編)

スポーツ

昨日に引き続き、過去3年分について触れる。ただ、まだ評価定まっていない所も多いと思われるので、ランク付け評価はしないでおきたい。まだ伸びしろ期待がある面もあるだろうから。

2022年。申し訳ないが空前の大失敗ドラフトと言わせていただく。爪痕を残しているのは久保修と育成の辻大雅のみ。内田と清水がもうひと頑張りというところが。最悪なのは即戦力期待の投手が全く物になっていないことだろう。そして、斉藤優汰。なんで1位指名公言でして取ったかね。意味が分からない。

2023年。髙太一が化け、滝田一希がそれなりに頑張っているのみ。仲田は伸び悩んでいるし、究極のロマン枠赤塚も育てきれなかった。むしろ育成枠のほうが期待が持てるかもしれない。常廣?あくまで現時点では半端物掴まされたね、って感じかな。

そして2024年。岡本と菊地ハルンは良き爪痕を残した。しかし、よく考えたら2人ともどちらかといえばロマン枠。即戦力期待の選手は、軒並み期待外れに終わっている。先日書いたとおり佐々木泰だって持ち味の3割も出せていない。むしろ育成の三人のほうが期待できそうな感じさえある。

こうしてみると、カープのドラフトの答え合わせ、即戦力期待でさえ半分も物にならず、伸びしろ期待の選手も伸び悩んでいる実態が浮かび上がる。これは指名した選手の問題か、それとも育成の問題か、おそらくその両方かもしれない。少なくとも、カープの三連覇以後の低迷の原因はドラフトにもありと言っていいだろう。

そうなると、今年のドラフトは、相当厳しい目で見つめなければなるまい。事前にハジメや当局の吹聴する「逸材」は疑ってかかるべきだ。斉藤優汰のように単なるハジメの推し枠の可能性が高いからだ。今年は沈黙を守っているようだが、そうでなければならない。

それでは今年はどう立ち回るべきかということについては、また書く。これも以前書いたが、補強ポイントは全てである。あえて言うなら左の長距離打者と捕手。とにかくピッチャーがーというのは、編成を分かっていないものの戯言だ。

もちろん、ドラフトだけですべては解決しない。その後の論点は国内移籍市場だ。なぜかバカープファンはそれを徹底的に拒むが、それがカープの低迷の原因のひとつだと言いたい。まあ、ハジメに跪かないものは非国民扱いされて放出の対象になるハジメ神権帝国ならではだが、ふざけている。

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コメント

  1. アングリーレッド より:

    金をケチるためにハジメが編み出した世紀の悪方便、
    「カープは伝統的に、投手を中心に守り勝つ野球!」

    ドラフトでは投手ばかりを指名して酷使して潰し、また投手ばかりをドラフトしては潰し、また・・・

    そのなれの果てが2025年シーズン借金20フィニッシュのほぼ最下位という体たらく。そして新井の続投という大茶番。
    これに1軍打撃コーチの無能コンビ朝山/小窪がまさかの残留となれば、今年がもし神ドラフトであっても来季は最下位濃厚。
    これじゃドラフトされる選手は気の毒だ。
    そして、ハジメある限り騙され続ける正しいカープファンは地獄だ!

  2. Иван Иванович より:

    「馬7、騎手3」という言葉がある。これはレースにおける馬と騎手の重要度を表す比率であり、競馬の格言として昔から言われてきた。実際に走っているのは馬なのだから、たとえ一流ジョッキーが騎乗しても、駄馬を優勝させることは不可能である。

    これは、プロ野球でも言えることでしょ。優秀な指揮官とコーチの元で、いくら厳しい訓練を経ても、ポテンシャルが低い並以下の選手が1軍で活躍することなどあり得ない。ということは、新人選手選択会議にて、いかにポテンシャルが高いプレイヤーを指名するか。この選手選択で、チームの将来が9分9厘決まると言って過言ではない。

    で、一流選手と凡庸な選手の違いは、「主体性」である。野茂・イチロー・村上宗隆のような一流選手はコーチの言うことをきかない。そもそもNPBのコーチは9分9厘ヘボなんやから、ヘボコーチの言うことすべてを受け入れてしまうと、自分のスタイルが失われ選手生命が終わってしまう。カープの選手のように。
    主体性を持って仕事に臨む一流の人たちは、何もプロ野球選手に限らない。サラリーマンだって、場の空気に流されたり、同調圧力に屈する社員が一流なわけがない。

    『プロジェクトの成功には、メンバー1人ひとりの主体性と責任感が不可欠である』

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