試合が終わった直後、ヘッドスライディング及ばなかった源田が一塁ベース前で固まったその表情を見たら、言葉が出なくなった。さらにその源田を今井が迎えに行った姿や、ファンへの挨拶後呆然とした表情を見せていたおかわり君の姿もまた然り。決して同情しているのではない。どうも、明日は我が身かもしれぬと思ってしまったのである。
おそらく、普通の状態のライオンズが相手だったら、今日の試合は四分六でライオンズに負けていただろう。ことに終盤の流れは、間違いなくライオンズに流れていた。ところが、今日のライオンズ、強い打球がことごとく矢野のところに飛んでしまうのである。しかも今日の矢野は、マルチヒット打つなどして当たっていたから、守備も光った。さらに8回表先頭滝澤の打球をアウトにした大盛のビッグプレイである。これはもうライオンズはツキがないとしかいいようがない。
まったく今のライオンズには、本当に疫病神が住み着いているとしか言えない。この疫病神たるや腰の重さには定評があり、いったん住みつくと動いてくれないのだ。なにも茶化しているわけではない。私だってかつて南海ホークスというどうしよもなく弱かったチームを見ていたから分かる。勝てなくなるとこんなものなのだ。あるいはカープの「失われた二十余年」に思いをいたせばお分かりいただけるだろうか。あれは原因が別のところにあったから腹立たしさが先に立つのだが。
一方のカープだって、人様のことをどうこう言っていられるだろうか。こちらだってさしずめ貧乏神が取り憑いているようなものだ。オフェンス専門の。今日だって結局ヒットは打てど点にはならずのスパイラルに陥る一歩手前だったかもしれないのだ。本当に、菊池のホームランと矢野のマルチヒットが効いた。昨日のブログでまったくオフェンスに貢献していないと珍しくOPSなど持ち出して論難したことが耳に入ったかな。
ということもあって、今日はなんとなく書く気になれない。佐藤啓介のプロ初安打が出て良かったというくらいしかないかもしれない。早く初日を出しておかないと、きっと飽きっぽい新井には使ってもらえなくなることは目に見えているから。そしてすぐゴミ屑のように捨てられることも。
明日の予告先発は森下暢仁対隅田知一郎である。またなんとなく、今日と同じ展開になりそうな気がしてならない。もちろんこういうときは先手必勝だ。そして、負けてしまうと相手の疫病神まで背負ってしまいかねない。そうなったら今度はカープが転落の詩集だ。意地でも勝たねばならぬ。
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