開幕当初にこの標題で書いたことが、全部当たりつつある。もちろん私に予知能力があるとか易者として有能だと言いたいわけではない。そんなもの、カープというものを真摯に眺めていればわかることであって、それ以上でも以下でもない。いずれにせよ、やっぱり今シーズンのカープは間違ってましたというほかないのだ。
では何が間違っていたのか。結局オフェンスの強化をサボったということである。しかしこう言うと善意のファンは反発するだろう。ちゃんと補強したし、その結果は出ていると。でも、それならなんで今この順位なのという疑問に答えねばなるまい。ましてや今シーズンだけで18度もシャットアウト食らっているのである。
ひとつ言えることは、「守り勝つ野球」などといえ正体不明なテーゼから自由でなかったからだといえる。打てなくても打てなくても打てなくても守りを固めることにに固執したツケだ。しかし、ここのところそれからは少しは自由になっているのか、守備固めか代走でしか用のない非力なチビが駆逐されつつある。しかし、結果が思うように出ていない。だから、それだけではない。
これは私からはっきり言わせてもらうと、今のカープのバッター、全体的に非力なのだ。遠くへ飛ばすパワーのあるバッターがいない。だから打てないし、点が取れないし、勝てないのだ。それを昨年から強化しなければいけなかったのに、サボったツケだと言わざるを得ない。
そう言うと、また善意のファンは首を傾げるだろう。モンテロは?ファビアンは?そして末包は?と。しかし、彼らには致命的な欠陥がある。それは、ストレートの強いピッチャーをまったく打てないこと。緩い半速球を気持ちよく打つだけのバッターなのだ。だから、今のチームの体たらくがある。
証拠を示せって?昨日の試合、君たち何を見てたんだい?え?スクワットに夢中で見てないって?やっぱりね。
申し訳ないが、如何に髙橋遥人が良かったからと言って、5回までパーフェクトなんて恥さらしにもほどがある。しかし、これが今のカープの現実なのだ。強いストレートと切れのある変化球を揃えられたら、バットにかすりもしないのだ。本当に、昨年オフから何やってきたのかね、カープの選手は。こんなの恥だ。恥晒しだ。
結局ね、安仁屋の爺ちゃんも言ってたようだけど、確かにカープの選手、よくバットは振ったようだ。しかし、ただそれだけだった。そこには、どうやって相手投手を攻略するのかという方法論がなかったと思しい。要するに、ダルビッシュの言ではないが、間違った努力は平気で嘘をつくのだ。
だからどうするか、なんてことを今から考えたって、もう遅い。今から打てるようになればそれは魔法だ。要するにありえない。しかし、工夫を加えることによってそれに近い結果を出すことなら、できるかもしれない。いや、やらなきゃいかんのだ。
でも、それができないから今の順位なんだよね。ましてや「守り勝つ野球」への盲信があるから、無理だろうな。あーあ。






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