絶望の赤ヘル2025・PARTⅡ

スポーツ

開幕当初にこの標題で書いたことが、全部当たりつつある。もちろん私に予知能力があるとか易者として有能だと言いたいわけではない。そんなもの、カープというものを真摯に眺めていればわかることであって、それ以上でも以下でもない。いずれにせよ、やっぱり今シーズンのカープは間違ってましたというほかないのだ。

では何が間違っていたのか。結局オフェンスの強化をサボったということである。しかしこう言うと善意のファンは反発するだろう。ちゃんと補強したし、その結果は出ていると。でも、それならなんで今この順位なのという疑問に答えねばなるまい。ましてや今シーズンだけで18度もシャットアウト食らっているのである。

ひとつ言えることは、「守り勝つ野球」などといえ正体不明なテーゼから自由でなかったからだといえる。打てなくても打てなくても打てなくても守りを固めることにに固執したツケだ。しかし、ここのところそれからは少しは自由になっているのか、守備固めか代走でしか用のない非力なチビが駆逐されつつある。しかし、結果が思うように出ていない。だから、それだけではない。

これは私からはっきり言わせてもらうと、今のカープのバッター、全体的に非力なのだ。遠くへ飛ばすパワーのあるバッターがいない。だから打てないし、点が取れないし、勝てないのだ。それを昨年から強化しなければいけなかったのに、サボったツケだと言わざるを得ない。

そう言うと、また善意のファンは首を傾げるだろう。モンテロは?ファビアンは?そして末包は?と。しかし、彼らには致命的な欠陥がある。それは、ストレートの強いピッチャーをまったく打てないこと。緩い半速球を気持ちよく打つだけのバッターなのだ。だから、今のチームの体たらくがある。

証拠を示せって?昨日の試合、君たち何を見てたんだい?え?スクワットに夢中で見てないって?やっぱりね。

申し訳ないが、如何に髙橋遥人が良かったからと言って、5回までパーフェクトなんて恥さらしにもほどがある。しかし、これが今のカープの現実なのだ。強いストレートと切れのある変化球を揃えられたら、バットにかすりもしないのだ。本当に、昨年オフから何やってきたのかね、カープの選手は。こんなの恥だ。恥晒しだ。

結局ね、安仁屋の爺ちゃんも言ってたようだけど、確かにカープの選手、よくバットは振ったようだ。しかし、ただそれだけだった。そこには、どうやって相手投手を攻略するのかという方法論がなかったと思しい。要するに、ダルビッシュの言ではないが、間違った努力は平気で嘘をつくのだ。

だからどうするか、なんてことを今から考えたって、もう遅い。今から打てるようになればそれは魔法だ。要するにありえない。しかし、工夫を加えることによってそれに近い結果を出すことなら、できるかもしれない。いや、やらなきゃいかんのだ。

でも、それができないから今の順位なんだよね。ましてや「守り勝つ野球」への盲信があるから、無理だろうな。あーあ。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    絶望カープの中で希望の星は、前川誠太やろね。17打数5安打で二塁打2本5打点。ただ単にヒットを打つだけやなく、1軍デビュー即キッチリ打点を稼いでいるところは、抜群のセンスが光っている。何といっても、マラーの149㎞をキッチリとらえ、2打点付きのフェン直二塁打で、次打席は一転、128㎞のナックルカーブをレフト前ヒット。マラーに対し、中軸のファビ末包モンテがクルクル空転しているところ、もう少しでスタンドインという所まで飛ばしているのだから恐れ入る。細身でありながら、意外と飛距離が出るところがいいね。非力君たちが数年掛かっても実現出来ないことを、たったの7試合で見せつけるのだから気分爽快や。守備でミスはあったものの、動きは良い。てゆうか標準以上でしょ。西川龍馬や坂倉の絶望的な三塁守備と比べたら、合格点はクリアしているような気がする。

    他では、奨成がエエ感じに上向いているね。

    実質1軍で始めて多くの打席に立つ奨成や、1軍デビューの佐々木と前川、未完の大器田村等、経験値を積んでいくプレイヤーは、とりあえず結果が大切で、彼らが打って勝った時は、緩い球であろうが速い球であろうがポテンヒットであろうが、素直に「打ち勝った」と喜んでも良いと思う。しかし、契約金と年俸併せて2億弱も分捕ってるファビモン、本塁打の目標を自身が25本に設定している末包が、緩い二線級投手からHRを連発したからといって、高い評価を与え勘違いさせたらアカンよ。150㎞程度のストレートを打てんから、ファビが12本、末包10本、モンテ6本に留まっているわけやから、俺は、彼らが150㎞超えの投球をスタンドインさせるまで、認めん。てゆうか、100試合が過ぎて実現出来ん事が、急に150㎞超えを打てるわけないよね。

    5回転ジャンプに挑戦しているフィギュアスケートで、今時3回転ジャンプを完璧に決めたところで、誰も喜ばんでしょ。それと一緒で、余所の球団プレイヤーが155㎞超えの球を如何にホームランにするか探究している時に、140㎞前後の緩い甘い球しかスタンドイン出来んようじゃ、白ける。しかもカープの打者は、その緩い甘い球を平気で見逃したりミスショットする確率が高いのだから、目も当てられない。

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