これは決して悲劇ではない。

スポーツ

運が向かないときは、得てしてこれまで必死に頑張って来たところから、綻びが出るのだ。敢えて今日の敗北の原因をいうなら、カープの構造的問題が出たとしかいいようがない。要するに、実は去年となにも変わっていないということに気がつかないといけないのだ。

多くのカープファンは、昨年の敗北の原因をレイノルズとシャイナーに押しつけて逃げたのではないか。たしかに彼らはまったく話にならなかったが、実はオフェンス軽視の風潮という構造的欠陥が招いた惨事というべきなのだ。このところの負け方を踏まえて敢えて付け加えるなら、度しがたい精神主義と序列主義があるといったらよいか。

まあ、ここでなにを言っても変わらないし、負けたものは帰ってこない。しかし、今なにかを変えればまだ間に合う。ペナントは苦しいが、ポストシーズンで一泡吹かせることくらいならできるだろう。だから、変えねばなるまい。

新井野球の最大の欠陥は、守りから攻撃を組み立てようとすることだ。だから1点ビハインドの勝負所の代打で上本を使うなどという莫迦な真似をするのだ。もっといえば、守れるだけの選手が優遇されてオフェンスの強い選手が冷や飯食わされるという現象が起こる。だから勝てない。

采配面でもう一つ欠陥をあげると、選手起用にプラスアルファの効果を求めるところだ。その典型は今日の6回裏、二死満塁で田中の代打に末包を送ったことだ。末包が結果出してそれを契機に調子を上げればと思ったのだろうが、この非常時にツキのない選手を使ってはならないのだ。ましてや連敗中なんだから。今日はこれが最大の敗因と言ってもいい。

とにかく今の一軍メンバーのオフェンスは、哀しいほど弱い。そして人がいない。ならば強化すればよい。人を増やすべく鍛えればいい。この三連敗はいいチャンスだ。何の役にも立っていない選手は、鍛え直すか放出するかすればよい。

とにかく、カープがやってきた野球、コアファンが信じた野球は間違いだったということを認めることがスタートだろう。認めたくない向きは多いと思うが、間違いは間違いなのだ。これを認めないと、カープは最下位になる。

まあ、いいけどね。別に。落ちるところまで落ちたらいいと思うし。死に水なら、取る。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    2024年の秋季キャンプで、1日1000スイング以上の猛練習の効果はどうやねん?身体を痛めつけてるだけやん。だから言ってるじゃん。シーズン後は、キャンプなんか止めてクールダウンに徹しろ、と。やるとしても量より質でしょうが!速い球を苦手とするカープの選手が、ティーバッティングで1000スイングするより、160㎞のマシーン相手に10スイングしたほうが効果的なのは明らか。大盛なんか2ストライクと追い込まれたら、へっぴり腰になって当て逃げスイングするのが精一杯だけど、それでも1日1000スイングすることが有意義だとでも言うのかね。秋山もヒット2本出たが当てるだけ。ファビアンは相変わらず速いストレートには振り遅れ、ヒットになっても長打にならなきゃ、助っ人の存在意義がない。

    新庄が野間を高く評価しているので、野間と矢野をセットでハムに放り出し、開幕は4番だったもののレギュラーに定着しない野村佑希を頂こう。パシフィックでイマイチでも、パワーピッチャー相手に対戦し慣れているので、セントラルに来れば4番を張れるかもよ。ソフバンを戦力外になった上林でさえ、そこそこ良い成績で3番に定着するくらいだから、野村佑希なら大いに期待できる。

    ここ数年言い続けているが、會澤磯村上本堂林松山宇草田中のクビは、とっとと斬れ!

  2. アングリーレッド より:

    カープの打撃練習は、タタミの上での水泳みたいだな。
    何百万回タタミの上でもがくより、10回海で泳ぐほうがまだましだ。

    そしてタタミの上での水泳を、メディアを使ってさもすごいことのように宣伝させるハジメの狡猾さと、それを盲目的に信じるバカープファン。

    数十年かけて作り上げた恐ろしき経営、ロクに戦力投資しなくてもプロ野球球団として世に君臨できる、ハジメのザ・カープ商法。

    ハジメを亡き者にするか、スタジアムの観客を0にしない限り、この希代の極悪プロスポーツ球団を変える方法はないのだろうか。

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