とにかく、つまらなかった。

スポーツ

確かに白星は正義という側面もあるのだが、じゃあとにかく勝ちさえすればいいかといえば違うと思う。ましてプロ野球は興行なのだから、木戸銭を取るに叶うプレイをしてくれと言うのは、ないものねだりなんだろうか。

今日の勝敗を分けたのは、2回裏、ジャイアンツバッテリーの矢野に対する安易な攻めだ。確かに安全牌中の安全牌だが、初球から真ん中高めのストレートというのはまずかった。結局それをイチニのサンで狙った矢野の勝ちだったわけだが、投げるならもっと内寄りだ。そうしたらポップフライだっただろう。

それを含めて、効果的な長打が出て先制中押し駄目押しの形を作ったのはよかった。しかし、6回も8回もあとひと押しできたはずだ。そこを押しきれないと、上にはあがれないし、見た目も悪い。今日の白星は、守り勝ったのでもなくもちろん打ち勝ったものでもなく、ジャイアンツの今の野球の限界が示されただけだ。

だから、つまらない。往年のCG戦はそうではなかった。お互いの意地がバチバチにぶつかって、どんな結果になろうとワンプレイワンプレイに説得力があった。それも昭和の時代で終わりなのかもしれない。今は、ただの野球ごっこの一環にすぎないと言ったら言い過ぎか。

だから、見世物としては実につまらない。今日だって、カープはあとひと押しできないし、ジャイアンツはそもそも押せなかった。クローザー起用のハーンが大荒れだった9回表、ジャイアンツがまともだったら目も当てられない惨状になったに違いない。

なので、連勝だと言われてもじゃあそれで?という感じである。試合内容も面白くないし、強さを感じない。それを最も感じているのはお客さん、ライトなファン層だろう。今日もスタジアムは空席が目立った。いかにウィークデイと言っても、それなりの人気カードであるにも拘らずだ。今や市民球場はハジメ神権国家の信者によるミサ会場なのかもしれない。

それでも、今日の勝ちは「守り勝つ野球」信者を増長させるものになるだろうな。矢野を信じよ、矢野を崇めよ、ってとこなのかね。なんとも莫迦莫迦しい。

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コメント

  1. マハリド より:

    まあ、つまらんやろね今のプロ野球見ても。
    誰かが書いてたけど、ヌルくてもOKになっている。
    というか、ヌルくしないと文句が出るので
    そうなっていったんやろね。
    今のプロ野球って、正直ギラギラした選手
    少ないよね。
    カープに至ってはゼロ人やし。
    楽しむんは別にエエけど
    楽しむだけになっとるからね今は。
    私のプロ持論としては
    「試合を楽しみ、勝負所では勝利に対する執念を見せる」
    これがプロよ。
    ま〜プロ野球って負けても明日はあるし
    ボロ負けしようが来年も普通にチームは残るから勝利の執念なんてないんやろね。
    アマチュア野球のほうがオモロイよ。

    因みに今は、どこもそんな感じでっせ。

  2. 山田太郎 より:

    まあ、マツダもホームランテラスを作るのとエエんやないですか? バンテリンも来シーズンから出来ますしなあ。
    毎回ルーズベルトケームで行きましょか。
    行くか分からんけど。

  3. Иван Иванович より:

    2日連続徹夜(徹マン→仕事)の影響で14日の試合中は爆睡してた。元来ショートスリーパーなので徹夜は苦にならんけど、2日連続になるとさすがに睡魔が襲ってくる。

    話がどんどん逸れていくが、徹夜といえば、禅宗の僧侶は「臘八大摂心」といって、12月1日から8日までの一週間、悟りへの修行として坐禅を組む。臘八の臘は臘月(ろうげつ12月)、八は八日のこと。釈迦が臘八つまり12月8日に悟られたことにちなんで、禅宗寺院では12月8日まで摂心(せっしん)という宿泊型坐禅会で、寝ずに一日中坐禅を組む。
    臨済宗の住職を故叔父から引き継いだ従兄弟によると、「臘八大摂心」の前日に遺書を書くという。やっぱ、7日連続徹夜はヤバい。経験上、3日目の徹夜から意識が朦朧としてくるので、7日連続になると4日目くらいからおそらく座禅を組みながらウトウトして僅かでも寝ないと逝ってしまう。
    ま、「臘八大摂心」の修行で悟りを開いたかどうかは知らんけど、本物のプロは「命懸け」でお務めに励む。

    話をプロ野球に戻すと、上の方が述べられているように、NPBはヌルいユルい。上記のように僧侶(禅宗)でさえ「命懸け」でお務めに励んでいることを思えば、現在のNPBは選手も首脳陣も球団主も、甘々の未熟なプロというしかない。

    14日の大瀬良なんかは完全なユルユル変化球投手で、録画を飛び飛びで観ていると、讀賣のバッターは、打ち損じの多いこと。マトモな打者が2~3人居れば最低でも3~4点は入ってるやろな。言うまでもなくカープの打者も同様。ロースコアの試合なのに締まりがないのは、打ち損じが多発しているからやない?甘い球を100%ヒットやホームランにすることは不可能にしても、「プロ」と言うなら、甘い球を弾き返す精度を上げないと白けるよねえ。繰り返し言えば、B級ばっかりのセントラルの投手が「投高」なわけがない。

    ところで、「打ち勝つ野球」って漠然として、よお分からん。3つの四球でたった1本の満塁ホームラン(9回1安打)が4得点になり4-0で勝ったとして、相手が10安打0点の場合、打ち勝ったうちに入るのかね?「打ち勝つ」定義自体が曖昧で、何得点入れば「打ち勝つ」と言えるのか。長打肯定論の主さんからすれば、10得点でもすべて単打だったら、「打ち勝った」と満足できるのか。

    俺の持論は、「打ち勝つ」であろうが1-0の僅差を「守り勝つ」であろうが、戦う前から相手に「このチームには勝てそうもない」「このチームとは対戦したくない」と脅威を感じるくらい投打ともに圧倒する力を付けることが最強だと思ってる。

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