些か古い歌を引っ張り出してきたが、今の心境はまさにこのとおりである。今日だけは、中止になってほしかったと思ったし、それでよかったのだろうと思っている。
もちろんネガティヴな意味ばかりではない。Yahoo天気によれば、今日の明治神宮野球場は雨、最高気温は9度。こんな中で野球やったら、また故障者が出かねない。まあ明日も似たような天気らしいけれども。
しかし、本心はやはり、1試合でも論点を先送りしてほしいということに尽きる。打てない、点が取れない、見るからにお寒いオフェンスが少しでも温もるまで、何とか試合消化を先送りしてほしいと願うところだ。
昨日のモンテロに続き、今日は秋山も抹消になった。かなり厳しい。今日の昇格にはなりなかったが、林と奨成を合流させたらしい。妥当な措置だろう。上本とか田中とか松山とか上げていたら、カープは死ぬ。
とにかく、今は誰でもいいから爆発してほしい。そんな誰それか打てばなんていえる状態ではない。なんならこの際野間が長打打ちまくって覚醒したら両手を挙げて応援する。ないだろうが。
ちなみに、12試合ノーアーチだった2軍だが、ついに今日ホームランが、しかもグランドスラムが出た。打ったのは貴浩。まあ良かったのである。試合自体は日高が打たれて負けたのだが。
しかし、今の1軍にそんな爆発の予感はない。仕方がない。これが長打力や得点力を否定したチームの成れの果てである。本当にバカープファンがカープを壊したと言わざるを得ない。それとも、まだ「守り勝つ野球」を推進しろというのだろうか。
私は、嫌だ。
♪どうせ涙に濡れつつ 夜ごと嘆く身は ああ 帰り来ぬ心の青空 すすり泣く夜の雨よ(作詞 野川香文 作曲 服部良一 歌 淡谷のり子 「雨のブルース」)
もう、あの徹底的に打力で押して打ち勝った赤ヘル黄金時代は、もう帰り来ないのだろうか。ハジメとバカープファンの跋扈を許さねばならないのだろうか。
私は、嫌だ。






コメント
昨日記したように、ヤンキースが開幕2戦目で球団記録となる1試合9本のアーチをかけるなど、ブルワーズとの開幕3連戦で、チームとして15本の一発が飛び出した。その原動力となったのが新兵器の魚雷(トルペード)バット。中央部分が最も太くなっている特殊な形状で、選手によってはボールが最も飛ぶと言われるバットの“芯”よりも根本寄りで捉えることが多いというデータをもとに作られている。
魚雷バットが、カープの打者にマッチするかどうか分からんが、ダメ元で試してみる価値はあるんじゃない?バットを替えるだけで、ホームラン数が増えるなら儲けものやん。
「弘法筆を選ばず」は一理あるけれど、今時「下手の道具調べ」は誤りである。たとえばトップクラスのヴァイオリニストでさえ、通常の高級ヴァイオリンより、名器といわれるストラディバリウスで演奏したほうが明らかに高音質の音を奏でることができる。ちなみに、ストラディバリウスの中で最高峰は「メシアン」という機種で2,000万ドル(現日本円で30億)。
トップクラスの料理人は最高級の包丁を使い、宮大工は最高級のかんなを使っている。特に音楽界では、端から安モンの楽器を選ぶ演奏家は上達しない。
プロなら道具にお金をかけるのは当然で、低年俸の若手でも年俸全額を道具に注ぎ込む覚悟がなけりゃ、一流にはなれんよ。