今日は、というより今は、実に気分がいい。
別に広商が勝ったからではない。応援はしているが、今日に関しては東洋を応援していた。それはまあ私の出自に照らしていただけばやむなしということで。いちおう赤穂市育ち、学校は姫路だ。
カープの試合がなかったからではない。確かにあんな貧乏くさい野球見せられたらストレスだが、そんなもんでどうこうなっていたら私も今まで3回くらい入院していなければならないところだ。
このところ時間外勤務地獄で定時上がりがままならなかったのだが、今日は久しぶりに太陽がまだ高い頃に抜け出し、まだ明るいうちに帰宅した。これが今日の私にとって気分がよくなった要因なのである。
別に死ぬほど遅くなることばかりではなかったのだが、暗くなって帰宅するのが続くと、東京で毎日終電間際まで働いていた頃を思い出してしまうのだ。だから、たまには日が高いうちに帰らないと、心身がやられてしまいかねないのだ。
話は飛ぶが、東洋大姫路といえば、私の子供の頃で言うと松本正志投手を擁しての全国制覇だが、前にも触れたが松本さんは赤穂郡上郡町の生まれである。1986年の夏ベストエイトのツインエースの一角で、タイガースにドラフト2位指名された嶋尾康史は、高校の所在地のご近所さんだ。今は俳優で成功しているようで、何よりである。
ちなみに、そのツインエースのもう一人が、立命館大学経由でオリックス・ブルーウェーブに入団、のちメジャーに行った長谷川滋利である。高校時代は嶋尾のほうが期待されていたのだが、世の中はわからない。
で、東洋に勝った広商だが、センバツベスト8は23年ぶり。まあそもそも長く甲子園から遠ざかったり、センバツで初戦突破したらコロナで不戦敗になったりして苦労したが、ひさびさに天下を目指せるところまで来た。明治神宮大会では横浜高校を追い詰めているのである。94年ぶりの紫紺の大旗だって、夢じゃないはずだ。
そういえば広商は広陵と比較してプロに人材を輩出できない時代が続いていた。今でこそギータが名を成しているが、長らく永田利則のあとが続いていなかった。しかし、NTT西日本野球部に天井一輝外野手、高井駿丞投手がいて、ひょっとしたらドラフトにかかるかもしれぬ。
いや、もう一人いた。それは23年前、センバツベスト8のエース、和田毅である。残念ながら自らの身から出た錆で全てが終わってしまったが(伯和ビクトリーズに拾われ、今はアマチュアの指導者をやっている由)、今でも岩本貴裕との広商亜細亜コンビがカープにできてたらなあと思ったりもする。
ここまでなんの脈略もないって?そう。今日はオチをつけるつもりはない。こういう気分のいい日くらい、こんな意味もない思い出がたりをしたって、罰は当たるまい。なに、どうせあと4日もしたら、最上級のストレッサーに振り回されるのだ。






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