続・生死の境は紙一重

スポーツ

今日のヒーローを一人あげよと言われたら、ヒロインに呼ばれた3人ではなく、断然栗林だったと思う。栗林が9回表を3人で切り落としたからこそ、勝てたような気がする。いや、もし1人でも走者を出していれば、たちまち殆うい状態になっていたかもしるない。そのくらい、中盤以降の試合内容はまずかった。

ドラゴンズが根尾を先発に立てた理由を頭の弱いカープファンは理解できないだろう。結論から言うと、根尾で十分勝てると思われていたのである。そもそも対カープの根尾の内容はそんなに悪くない。4回からあわよくば5回ロースコアで抑えれば、勝ち負けになると値踏みされていたと思しい。リリーバー勝負になったら赤ヘルへっぽこ打線に打たれることはないということだろう。

事実、その目論見は当たっていたのである。ただ、根尾の内容が悪すぎたのが誤算だったのであって、自慢のリリーバーは被安打1でまとめたのである。それだけに、栗林のピッチングが光った。まだまだいいときの栗林には及ばないのかもしれないが、やはりKURIBAYASHI ist KURIBAYASHIである。

裏返して言えば、もちろんさして強くないドラゴンズ打線だったからこそ勝てたとも言えるだろう。オフェンスが強いチームだったら今日の九里は吹き飛ばされていたかもしれない。それを思うと、万が一のことがあったときにリカバリィできるほどのオフェンス力はカープにない。今後勝ち続けたければ、やはりオフェンスなのである。いかに投高打低と言われようとも。

結局、ホーム6連勝となったのはめでたいことだが、結局そもそも5連敗中のベイスターズとアウェイ9連敗中のドラゴンズを叩いただけなのであって、調子のいいチームとがっぷり四つに組んで勝ったのではない。もちろん勝ち星に色も内容もないのでどうでもいいのだが、これで火曜日からの9連戦がどうかと言われたら、やはり楽観的にはなれない。

その試合をどう戦うかについては明日気が向いたら書いてみるが、そもそも火曜日誰を先発させるのだろうか。玉村はマメを作ったとかで登録を外れているところだ。おそらくは先週火曜日にウェスタンで5回1安打無失点に教えたアドゥワだろうが、どうだろう。きっと誠実なピッチングをすると思うが、やっぱりオフェンスがね。

そのオフェンスだが、やはり左打者偏重のきらいがあるのは否めない。なんとか右のパワーヒッターが欲しいところである。ウェスタンの戦列に戻った末包か。それともタマスタ筑後で長打を連発した奨成か。個人的にはその両方を入れてみたいところだ。中村奨成を叩けば人としてステージが上がると勘違いしている一部ファン共を黙らせるような活躍をと思う。

私は奨成のプライヴェイトには全く興味がないから、それがどうであろうと(私もそのような情報は聞き及んでいる)関係ない。グラウンドで結果出せば認める。申し訳ないが、奨成なんて可愛いものだ。同じように週刊誌沙汰になった菊池のほうがよほどまずい話だと思うけどね。いかん、話が逸れた。

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