天気予報では、夕方は雨のはずだった。しかし、蓋を開けてみたらきれいに晴れた。それは良いことなのだが、雨を見込んで傘を持ち、かつ自転車を使わず徒歩で通勤した身としては、なんともやるせない気分がするのである。なので、珍しく帰りにスタバに寄り、先行販売のイチゴバナナフラペチーノを飲んだ。そのくらいの破戒をしないと、やってられない気分だ。
前の対ドラゴンズ3連戦、よくよくあとから反芻して考えるに、実につまらない試合だったと思う。ドラゴンズがこういう野球を指向するのは仕方がない。いろいろと事情はあるのだろうが、よそさんのことだからいわない。問題はカープの方で、なんでおんなじような試合に持ち込んで転がされなければならないのか。戦術的にも戦略的にもおかしいといわざるを得ない。相手十分の組み手でも投げ飛ばせるのであるならそれでも良いが、毎回非常に詰まらぬ小技で転がされる始末だ。アホかというのが精一杯だろう。
セントラルで首位のカープが最下位のドラゴンズに負け越しているという事態を見て、頭の弱いファンがなぜそうなるのか喧々囂々やってるらしい。そんな簡単なことさえ分からないのかと思う。ドラゴンズは先に点を取って粘るか、逆に終盤ちょこんとリードすれば強いのだ。その形に自分からまんまと持ち込まれる野球をしているからという以上でも以下でもない。オフェンスを吹かして先に点を取りにいけば、しょぼんと沈んでしまうはずなのだが。
カープの場合は、なまじ自分たちもピッチャーが強いという自負があるから、がっぷりに組み合って勝負になると思っているのだろう。それが「転落の詩集」である。なにも往年の名ボクサー斉藤清作(たこ八郎)のようにノーガードでかかっていけとはいわないが、がっぷりで互いに譲らずなどという相撲は栃錦・若乃花時代にすでに駆逐されているのだ。いかに相手を攻めるか、というところに心を砕かねばならない、はずなのだが、なぜかカープはそれをよしとしない。結果コロンと先に点が取れた、競り合いで終盤に一歩前に出たチームが勝つという実につまらぬ野球をやっているのだ。
なんてカープは、オフェンスで敵を圧倒する野球を忌避するのだろうか。確かに昨日は末包の負傷離脱はあったにせよ、3番上本はない。昨年の4番上本を繋ぎの4番などと自画自賛しているバカープファンには不都合な真実だが、局面打開力のないバッターをクリーンアップに置く事自体間違いなのだ。
明日からはホームスワローズ戦だが、天気予報の絡みで明日の一発勝負になりそうだ。森下は誠実なピッチングをしてくれると思うが、問題はオフェンスである。末包が微妙な状況で、どうやって点を取る。3番上本などというお笑いマンガ野球で押すのか、それとも何らかの手を打つのか。打たないだろうな。それが新井の限界だから。結局彼もまた「守り勝つ野球」をやりたくてたまらないんだよね。上本が攻守に高レベルな得難い選手などという世迷い言言ってる時点でね、あーあとしか思えない。
結局、森下が僅かな綻びから沈み、髪結いの亭主が笑う姿しか想像つかないんだよね。まあ、なるようにしかならぬと腹くくるか。
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