正当な努力は、きっと実を結ぶ。

今日は、カープもあるが何といってもドラゴンフライズである。創立10年、ついにBリーグのチャンピオンシップを手にした。私はそもそもバスケットボールは門外漢だし、大手を振って語ることはできないのだが、第4クォーターの戦いを見てやはり感ずるものがあった。特に朝山正悟キャプテンは、広島に来て以来広島にバスケットボール文化を根付かせようとメディア露出をはじめ東奔西走していたから、まさに感激一入だろう。

ところで、NHKBSでの中継の中で、あるゲストが今日のドラゴンフライズの戦いぶりを評して、「自分の形に引きずり込んだ」と言っていた。ドラゴンフライズは自他共に認めるディフェンスのチームらしいのであって、いわば「守り合い」に誘導して自分優位の戦いに持ち込んだ、ということらしい。前述の通り私はバスケットボールは門外漢なので、何をどうしたのか具体的なことは言えないのだが、要するにやりたい試合展開にうまく填め込んだ、ということらしい。

しかし、いくら何でも守るだけでは勝てない。いかに点を取るかということも大事なはずだ。その点で言えば、これも中継の中からの受け売りだが、チャンピオンシップの戦いのなかでドラゴンフライズだけレギュラーシーズンからスリーポイントシュートの成功率が上がっていたとのこと。やはり、得点力プラスディフェンスの強みというのが栄冠を握る必須条件であるのだろう。

で、カープだが、今日は暴れたくなるほど非常に腹立たしい理由で遅くなってしまったため、自宅テレビで見られたのはヒーローインタビューだけだった。それでもこそこそと文字列やJSPORTSオンデマンドで見ていたのだが、勝ったことはともかく、やはり試合内容には物足らなさが残る。その理由は、ドラゴンフライズとは逆に相手有利な形に誘導してがっぷりになったからだろう。

オリックスバファローズは、特に今年は顕著なのだが、ディフェンス合戦に持ち込んで少ない点を守れば強いチームである。それがパシフィック三連覇しながら日本シリーズでなかなか勝てなかった原因といっていいが、それはさておくとして、やはりひとつごとを続けているというのは強いのである。だからカープとしては、その形からいかに自由になるかである。要するに今日などはカープ的にはバチバチのオフェンス合戦に誘導しなければいけなかったのである。相手あることだからそうそううまくいかないとしても。ただ、今日は相手のエスピノーザもよかったから、そうそう点の取り合いにはできなかっただろうが。

もうひとつ。私が一部カープファンの言う「守り勝つ野球」なるものを信じない所以なのだが、彼らの思考回路には「いかに点を取るか」という回路がすっぽり抜けているのだ。確かに、点を取られないことは勝利への近道である。しかし、こちらが点を取らないとそもそも勝利への門は閉ざされる。やはり、勝ちたければ、何といってもいかに点を取るかという戦術が必要なのだ。

先のハマスタでは、まあ完全とは言わないまでも、それなりに点を取ることに執着した姿を見ることができた。今日はちょっとさえなかったようだ。まあ、明日に期待しよう。カープはホームでのバファローズ戦大連敗中だから、よほど完璧に近いディフェンスで少ない点を守らなきゃ勝てなかったかもしれないが。この勝利で気持ちが少しでも楽になって、今度は連戦連勝でやり返していけるようにしてくれればと思う。

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コメント

“正当な努力は、きっと実を結ぶ。” への1件のコメント

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    今や文理融合、異分野融合の場が雨後の筍のように増殖しカオス状態だ。
    会合の選択を誤ると、大いなる時間の無駄遣いになる。
    28日は、会合のお題が
    「バイナリと量子力学と仏教の共通項、アドラー心理学と縁起」
    業務と関連性があるっちゃある。こういう系統の書籍は出回っているので目新しさはないけれど、講師が僧侶兼物理学者という変わり種でオモロソウなので拝聴することにした。

    講演と質疑応答が18時前に終わり、会合に出ていた中にカープファンライト層の同級とオリキチ(これも同級)が居たので、自然の流れでスポーツバーへ行きCvsBuを観戦。5回裏が終わった時点で、「究極につまらん試合やなあ。出ようや」と俺が発したら全員同意。
    副業でギター教室を開いているCファンライト層の同級が、ライヴ観に行く?という誘いに乗った。

    入店後30分経過した頃店のマスターに、そこの2人何かヤッテよと声が掛かり、即興でオーストラリアの一人ブラックメタルバンド・Lepidus Plagueの”Acolyte Ignite”を演奏(相棒がエレキギター俺はドラムを叩きながらヴォーカル)。観衆から初めて聴くけど何やソレ?という声が飛んできたので、”Acolyte Ignite”は、三島由紀夫の金閣寺をテーマにした曲で、Purifying Fire(浄化の火)という歌詞が出てくる。海外最先端のブラックメタル界隈では、三島由紀夫を信奉する極右がおるねん、と答えた。

    さて話を元に戻すと、周囲のプロ野球ファン(セパともに)は俺と同様、勝ち負け以前に試合の中身の薄さ、レベルの低さにウンザリし、関心が薄くなっている。特にカープは、ルーキーや1軍初のハツラツとした若手メンバーが1人も入っていないのは異常やで。かといって既存のメンバーに正真正銘のスターがいるわけでもない。あまりにも中身の無いつまらん試合が続くと、贔屓のチームが勝ったとしても、喜びより落胆のほうが大きい。エンタメとして観ると、カネを払ってまで観る価値なし、という結論になる。劣化高齢メンバーが居座り、ルーキーと1軍初のメンバーが1人も居ないのだから、今シーズン優勝争いをしても、1年ポッキリになるのは目に見えている。

    まあ、引き続き生温かく見守る程度に留めておく。

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