アーヤンナッチャッタ、アーオドロイタ

私は過去に阪神・淡路大震災、芸予地震をくぐり抜け、実害こそなかったが派手に揺らされた。だから少々の地震では何とも思わないのだが、昨日の地震には久々に肝を冷やした。震度こそ3だったようだが、かなりパワーは強かったような気がする。ちなみに我が家はもちろん被害はなく、本棚においていたカラヤンのベートーヴェン交響曲全集が落ちたくらいだ。

阪神・淡路大震災が発生した1995年1月17日午前5時46分のことは、旧ブログのときから何度もものしているところなので繰り返さない。芸予地震が発生したのは今調べたら2001年3月24日午後3時27分。土曜日で、KBS京都作成の競馬中継をホームテレビで見ていた記憶がある。当時住んでいた場所は推定震度4から5弱なのだが、あー揺れてるなという程度の記憶しかない。幸いに大きな損害が少なかったからなのかもしれないが。

しかし、元旦を襲った能登半島地震を手始めに、どうも日本列島の地下におわしますナマズの動きが活発になっているのではないかという気がする。私は地震学者じゃないから詳しいことはわからないが、近い将来この程度の被害では収まらない何かが起こるのではないかという虞があるだろうと思えることくらいは、わかる。

私は赤穂市で育ったが、実は西播地区というのは体感地震という点では結構あった。山崎断層帯があって、これがしょっちゅう動いていたのだ。いうまでもなく広島も西部から安芸灘にかけてと岩国方面にかけて活断層帯があるので、実は油断ならないのである。たしかに、最近小さい揺れが増えてきたような気がする。

いや、旧市民球場時代に、実際に試合中にそれなりの揺れの地震があって試合が中断したことがある。確かインプレー中ではなかったと記憶しているのだが、もしそうだったらどうなっていたかなと思ったりもする。結論としてはどこかのタイミングでボールデッドにしなくちゃいけないのだろうが、今の審判に落ち着いたジャッジができるかな。無理か。

いや、私の心配事は、むしろ現市民球場の方である。どうもその構造的に、脆いのではないかという気がしてならない。これは一番最初に球場に足を踏み入れた頃からの偽らざる思いである。なんとも安普請に感じてならないのだ。直下型地震でもあったらひと溜まりもないのではないかという気がする。実際、阪神・淡路大震災では、阪神甲子園球場には然るべき損害が発生したところだ。

いや、ことはスタジアムだけではない。そんな大災害が発生したら、今の広島のアホバカ首長に何ができるだろうか。事実、2014年8月20日の大豪雨の時は揃ってミソをつけたところである。そもそも岸田の下支えしか確固たる基盤のない奴らに、すなわちやがてそれすらなくなるということかもしれないが、都市直下型地震なんか起きたら何ができるってんだい。

などと思うと、無性に広島なんか見捨てて外にでたくなる。とはいえ、東京には緑のたぬきが、関西には救い難い維新カルトがいるから、どこがいいとは言えないのが辛い。まあ、議会制民主主義とは畢竟妥協なのであるが、なんか年々質が悪くなってきている気がするのは私だけだろうか。

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コメント

“アーヤンナッチャッタ、アーオドロイタ” への1件のコメント

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    活断層がなく地盤が強固なことが明らかになっている、岡山吉備中央町(吉備高原)が、首都移転候補地に挙がっている、とか。

    『方丈記』を今読むと面白い。前半は平安時代末期におこった5つの大きな災害のルポルタージュであり、実は日本最古の災害文学なのである。5つの災害とは、大火、辻風、急な遷都(福原)、飢饉と疫病、地震。
    元暦2年7月9日(1185年8月6日)に発生した推定M7,4の文治地震(京都南部付近[琵琶湖西岸])の直下型地震について克明に記されている。
    大震災は日常性の破壊で、日常性というのは普段はありがたいとは思わないものだけど、破壊されるとありがたくなる。本質を突いているねえ。

    後半は移動可能な組み立て式住居『方丈庵』についての描写。今でいうダンボールハウス?自然災害の多い日本では『方丈庵』は費用が最小で気軽に移動でき、案外画期的な住居かも。

    終章は、何事にも執着してはいけない。今の暮らしにこだわるのは、このぐらいにしておくべきだろうという仏教の教えについて記されている。
    『スローライフ&ミニマリスト』の先駆者鴨長明の暮らしは、大震災発生率が高い現在の日本にマッチするんじゃないかなぁ。
    組織より自分の感覚を頼りにする鴨長明の生き方はしっくりくる。

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