今日の試合の最大の成果は、久保に出たプロ初安打である。これで余計な力みもなくなるだろうし、なにより久保を使わない理由がなくなるのである。明日はサウスポーの濵口遥大が先発だから、スターター起用でよかろう。田村に続いて、そして待望久しい右のスラッガー候補生の誕生の瞬間かもしれない。
それ以外は、みんなおまけだ。いや、同じ11点取るのでも、もし1回裏にまとめて7点くらい取ってのものだったら評価できたのだが、3点では駄目だ。だいたい6番にレフト上本などというなめた起用をするから駄目なのである。それだけ、あの上本の併殺打はひとつ間違えば試合の流れを切ったかもしれなかった。
もうこれで上本をスターターで使う理由はなくなったし、出てこなくて良い。3回にアリバイ作りのようにヒット打ったらそれから打線がチンジャラジャラと繋がったのは、偶然ではあるまい。そのくらいの今日の相手先発ジャクソンは悪かったのである。今日の主審芦原のストライクゾーンは全体的に広かったし、そもそも際どいボール球さえほとんどなかったから。
いや、今日の試合の流れを変えたのは、番長の采配ミスである。問題の3回裏、バッテリーミスで2、3塁となった直後に矢野を申告敬遠してくれたのが今日の最大の勝因である。申し訳ないが、矢野がそのまま打っていたら間違いなく矢野で終わっていた。しかし、フルベースで強打者床田に回ったので期待していたら、案の定である。
なので、今日の試合はカタルシスを得るほどの内容ではない。もちろん大差がついたし、床田だから左団扇では見られたのだが、これで両手を挙げて万々歳はなかろうという気がしてならない。やはり、ここまでの得点力不足は何だったんだという気がするし、今日だって相手の壮大な自滅にすぎないだろうとしか思えないのだ。
ただ、野球の神は教えてくれたのである。時代は進んでいる。もはや新井の子分のようなヴェテランの時代ではない。そして何故か使われ続けてきたチビノーパワーズもお呼びではない。何故か燻らされているパワーヒッターズを前面に押し出して戦えと言っているのだ。ならば、それに従えばよいではないか。そういえばここまで謎の塩漬けだった石原にもホームランが出た。明日からが楽しみでならない。
まず手始めに、明日の試合はパワーを前面に出すオーダーで戦おう。少々守れても、あまりの非力さで涙がちょちょぎれるような選手は切ろう。そうしないと、また明日から少ない点を守りきれずに競り負ける試合続くだろう。事実、ここまでチビノーパワーズはチームの勝利にまったくは貢献できていなかったではないか。「守り勝つ野球」というのは、点が取れるチームがはじめて名乗る資格があるのだ。
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