今日の公示で、ポンコツ外国人が消え奨成と二俣が登録されたのを見ていたから、少しはなにか手を打つかと思ったのだが、スターターを見て愕然とした。そのため、5回までは映像も音声も絶って、文字列をのんびりと眺めることとした。どうせ負けるだろうと思っていたし、一昨日昨日の試合ぶりは木戸銭取って見せるに能わないものだったから、有料テレビで見ることに罪悪感を感じたからである。
結果は、まあ勝った、というより勝たせてもらえた。何と言っても8回表の草野球並みのダブルエラーが効いた。ここまでベイスターズは集中力高く戦っていて、信じられないような美技が連続していたのだが、あれで魔法が解けたといって良い。いや、他律的な理由のみ求めるのはフェアじゃない。今日はなんといってもアドゥワだ。期待した通りの内容だった。それと、田中の勝ち越しホームラン。正直言ってカスほども期待していなかったが、結果としてあれが効いたことは事実だ。
しかし、勝ったからこれですべての論点が解決と思うのは、少々頭が弱いというべきだろう。せっかくポンコツ外国人が外れてくれるという天佑があったのに、代わって上げてきた二人を全く起用しないというのは何事か。だからカープはだめなんだと思う。またこれで若手のモラールが下がるのは目に見えている。
やはり、新井のいう「家族」というのは、裏があるというべきなんだろう。要するに、筆頭にハジメが立ち、その下に兄貴分としての新井がいて、さらにそこに兄弟分の菊池がいて、以下ずらずらと当局の推しが連なるという家父長的支配が成立しているのだ。これが新井のいう「家族」の実態である。だから、ここに平等な競争があるという幻想を見てはならないのだ。
私は何度も、新井は決して改革者ではなく、一種の「諸国民の王」であると解いた。それは、この疑似家族主義性に思いを致せば正当であると言わざるを得ないのだ。ハジメが現指揮官に新井を擬したのは、前任の佐々岡があまりにもポンコツで、このまま指揮官に置くと体制批判につながるからであって、新井に現状の改革を求めるためではない。
その意味では、今日の試合などベイスターズに徹底的に叩きのめしてほしいとさえ思っていたのだが、そうならなかったのは良かったのか悪かったのか。まあ、ベイスターズとてカープは栄冠のためには踏み潰さなければならない存在のはずだが、この程度の野球しかできないというのが今のセントラルのレベルの象徴なんだろう。
明後日からはホームゲームになる。この6連戦がカープの今後を占うといっていいだろう。ただし一筋縄ではいかない。スワローズは2勝1分けスタートで首位、ドラゴンズにはオープン戦で惨殺されているところである。ひとつ間違えば、ホームアドヴァンテージなんてすっ飛んでしまう。新井の差配如何なのだが、まあどうせスターターには当局の推しが踊るだけなんだろうな。
とにかく、悔しかったら勝ってみろ。ただそれだけ。もちろん我々を納得させる内容で。
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