ついに、ファンが夢見たサッカースタジアム、しかも日本で初めての街中スタジアムであるエディオンピースウイング広島の杮落としを迎えることとなった。これはもう、感無量というか、本当にようやくここまで漕ぎ着けたかという思いが強い。とにかく、欠陥スタジアムだった広島ビッグアーチはもちろん、スポーツ興行をするにはあまりにも貧弱だった広島スタジアムを知るものからすれば、ようやくプロスポーツの本拠地でございと胸を張れるものができたのである。
残念ながら、明日のプレシーズンマッチ及び23日のシーズン開幕戦はすでに完売とのことだし、しばらくの間チケット狂騒曲は続くだろう。だから、私が落ち着いて見に行けるのはしばらく先になるだろうが、新スタジアムの存在意義はただのサッカー場ではなく、それ自体が足を運ぶに値する施設ということにある。今度は貧弱極まりない交通機関であるアストラムラインに拘束されることも、その後山登りをさせられることもない。気軽に足を運んでみたいと思う。
ここにきて、在広プレスも新スタジアム開業を盛り上げようとしているようだ。もちろん、それは悪いことであろう訳がない。しかし、私はそれを見るたびにしらけてしまう。はっきり言って、てめえらのためにどれだけ開業が遅れたか、それを自己批判してからにせいと言いたいのである。エディオンの久保会長の振るまい方は必ずしも正とばかりはいえなかったかもしれないが、久保会長が毅然として街中スタジアムに拘ったからこそ、今があるのだ。
結論から言うと、旧市民球場跡地を主張したサンフレッチェを陰に陽に妨害したのが在広プレスである。それはすなわち、なにもものを生まない空き地にして自分たちの利権を引くためのイベント広場にしたいがためであった。残念ながら、それは形になってしまい、百万都市の街中に賑わいもなく金も落ちないただの広場を作るという始末になった。そしてその中で出てきたなおがいわゆる「みなと公園案」という絶対にあり得ないものだった。これをごり押しした者どもは、万死に値する。湯崎、松井、そしてサッカースタジアム建設競技会の議論を混乱させた三浦と山根は、まさに市中引き回しの上磔獄門で良い。
新スタジアム建設経過で分かることは、広島という街はまさに滅びるに値する街であるということである。要するにボスザル支配下にあり、批判は暴力を使ってでも封じ込めようとする体質があるのだ。前々回の記事ではないが、だからみんな広島を見捨ててよそに転出するのだ。しかもその中には優秀な人材が多いから必然的に広島に残るのは滓ばっかり。だからますます滅びる。それで人口流出が増えるという負のスパイラルに陥っているのだ。
本来なら新スタジアムにはその負のスパイラルを阻止する役割を担ってほしいところである。しかし、大廈の顛れんとするは一木の支うる所にあらず。サンフレと新スタジアムが頑張っても、広島という滅び行く街を支えるのは難しいかもしれない。いまや広島、特に広島市って、かちかち山の泥船だもんな。
話をスタジアムに戻すと、広島市はせっかくの街中スタジアムを観光の目玉としていこうとする気はなさそうだ。彼らの目は、サンフレッチェではなく中央公園の背後にいる圧力団体に向けられている。広島はもちろん全国から来るであろうファン・サポーターに対するホスピタリティなど微塵もなく、ただの迷惑な連中としか思っていないに違いない。いや、背後の圧力団体との対立を煽っているのかもしれない。
そう思うと、杮落としとなる明日は、戦いの偉大なる勝利であると同時に、さらに続く戦いの第二章の序曲であるといっていい。もちろん、アンシャン・レジームにしがみつくボスザルや利権屋どもを排除するための。
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コメント
やっぱりサッカー専用スタジアムはええね。
距離が近いから迫力もちゃいますし。
やっぱりプロスポーツの本拠地や世界を招待するスポーツは立派なもんがエエね。
東京も東京ですわ
新国立競技場は陸上と一緒にしたり
また客を入れるため無理やり席数を増やしたもんやから傾斜が急やし遠いし
席によっては柱ともろかぶりっちゅう最悪なもんやで。
一回行ったけど2度といきとうありまへんな。