午後11時のモノローグ その132

早いもので今年もあと2週間を切った。私も営業日ベースではあと7日、いよいよ歳末だなあという思いがする。しかし、気圧の変化が急なのか気温の変化が急なのか、なんとももうヘトヘトだ。なので、明後日一日サボることにした。やることは特にない。まあ年賀状でも作ろうかと思っているくらいだ。さもなくば、昼呑みだ。平日の昼呑みほど背徳感があってうまいものはない。

私は商売人ではないのだが、なぜか年末に仕事が増えるので困るのである。本当なら21日の午後と28日の午前とかに分割して休もうかなと思っていたのだが、どうも両日はばたばたしそうだ。しかし、もう体調の悪さは極限に近づいているから、休んでおかないと体が壊れそうだ。その間を取って、明後日一日を休暇に充てたのである。もう目の前の仕事なんぞどうなったっていい、一種の計画倒産だと嘯けばいいやと思う不真面目な自分がここにいる。

まあ、本当は一番休みたかったのは12月25日である。クリスマスだからどうこうというつもりはないし、娘が家にいない今そんなにクリスマスを祝ってということもない。ただ、なんとなくこの近辺は休みたくなるのだ。残念ながら今年は動かせない仕事が入ってしまって結局休めなくなってしまった。なんとも恨めしい。

かつて東京でこき使われていたとき、12月24日にささやかながら家でパーティーをしようと思ったことがあった。でも、例によって仕事で遅くなり、結局帰宅が23時。実に寂しい思いでクリスマスディナーを食べた記憶がある。その恨みが、いまだに心に残っているようだ。本当に東京本社はパワハラの温床のようなところだったから、もう行く機会などないだろうがこちらからも二度と行きたくないと思う。

と、いうわけで、もはや気分は年末年始、仕事のことなどまったく頭にない。とりあえず今考えているのは、歳末準備、というよりはっきり言って何でどんな酒を飲むかということである。それと来年の予定。すでに京都行きは決まっているのだが、来る1月の3連休に高校の部活の同窓会が入り、楽しみがひとつ増えた。厳密に言えば帰省とは言えないのだが、やはり地元に戻ると気分が変わる。

そういうことを考えると、実に生産的だ。普段やってる仕事なんて実につまらない非生産的なことだと思う。それではなんのために働いているかというと、はっきり言えば日銭のためだ。私は仕事にやりがいなど信じないし、信じたらやりがい搾取に合うのが関の山だ。もちろん、やる以上は最良の結果を出すように精進するのであって、それがプロフェッショナルの矜恃というものだ。

その意味では、カープの選手って、本当にプロフェッショナルかね。確かに野球やってお金もらってるかもしれないが、やる以上最良の結果を出すべく精進するという姿が見えないのだ。まあ、そういう姿を見せても、見る方がまったく理解できないけどね。本当に、カープをめぐるサークルって、根底から腐ってるのかな、あーあ。

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“午後11時のモノローグ その132” への1件のコメント

  1. Иван Ивановичのアバター
    Иван Иванович

    思うに、学問も仕事も自分を成長させるための手段であり、学校や会社に通うことが目的ではない。人それぞれ思うのは勝手だが、愛校心たら愛社精神たら・・・ちゃんちゃらおかしい。愛があっても利益をもたらさない者に価値はない。

    さて、どんな知的な職種でも、仕事の全てがクリエイティブというわけではない。大概の人が些末な業務込みのワンセットでしょ。
    ノーベル生理学・医学賞受賞の山中伸弥教授でさえ、入試の試験監督官のような「つまらない非生産的な」業務を押し付けられるのだから。

    解剖学者の養老孟司が東大医学部の教授の頃は、実習で学生に解剖学を教えるために、「死体集め」に奔走していたと本人が語っている。養老氏が言うには、最初は「何で東大の教授が、死体集めのような下働きをしなきゃならないのか」とイヤイヤやっていたとか。でも、献体してくれる遺族と交渉したり、故人の生き様を聞いてるうちに「死体集め」業務も悪くない。どうせ誰かがやらなきゃならない仕事なら、好きになるしかないと覚悟を決めた、と。

    自分だって、社内で知的な職場(ラボ)に勤めながら、障害者の職業の安定を図ることを目的に制定された「障害者雇用促進法(法定雇用率)」に基づき、障害者雇用担当になった。最初は、何で俺がこんなしょうもない業務をやらなアカンねん!人事課がやらんかい!と怒り心頭だった。でも、やるからにはプロフェッショナルに徹したいので、知的障害者就労施設で働きつつ夕方に帰社し通常業務をこなすというハードワークを5年継続した。さらに大学院で障害者心理学&行動分析学を修得。で、サービス管理責任者(サビ管)の資格を取得したことで、副業を立ち上げるきっかけになった。他人がやりたがらないニッチかつ面倒な仕事は成り手不足で、専門的な知識があれば需要がある。ここ数年、発達障害等知的グレーゾーンでボーダーの生徒が急増している。特別支援学校は定員オーバーで、民間の相談窓口が賑わっている現状。

    彼らを援護することで善人になったような気は一切ない。また、すべての障害者を救済できるわけではない。ダウン症の子を産んだことで絶望し、我が子を連れて死にたいという訴えを、数名の母親から聞いたことがある。そう簡単に共感することなどできないけれど、それでも、障害者業務に携わることで、傲慢な姿勢を正すきっかけになり、多少は成長できたような気がする。

    「つまらない非生産的」と思われる業務の中にも、視点を変え好奇心を刺激することで、違う風景が見えてくることもある。

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