闘志を燃やすアホになれ。

何をわけのわからない標題をと思われるかもしれないが、別に奇を衒っているわけではない。至極真面目に、明日からのクライマックスシリーズファイナルステージを戦う選手と監督に対するエールを贈っているつもりである。

昨日も書いたとおり、クライマックスシリーズの戦いはペナントレースのそれとは違う。まさに短期決戦、しかも一発勝負が6回続くという趣である。レギュラーシーズンでストレスフリーでできることが、一発勝負となると難しくなることは、ベイスターズが指し示しているところである。

そして、そのことをいちばん理解しているのが、いうまでもなく敵将ノムカン君だ。彼は顔は飄々としている、というか年々藤山寛美に、というより坂田利夫に似てきつつあるが、いうまでもなく頭は切れる男だから、ペナントの勢いでイケイケドンドンなどと思っていないことは、まあ想像に難くない。だいたい名将と言われる人は臆病、といって悪ければ慎重派が多いし、泥舟の上でなお神州不滅を信ずるような人は駄目なのである。

それはさておき、ノムカン君は口も立つから、おそらく今日から明日の朝刊スポーツ紙くらいまでかなりちくちくと攻撃が始まるごとだろう。もたろんやりすぎると逆効果でもあることはわかっているから、それこそノムさんのようにプレスへのリップサーヴィスがてら吹いてくるだろう。中には聞いて腹立たしいことも言うかもしれない。

しかし、そんなのでいちいちやり返していたら、逆に相手の思うつぼだ。かといって黙殺もいけない。逆に意識しているのが見え見えになるから。これに対する唯一の対処法は、へえへえわては難しいことはわかりませんねんと言ってにこにこ笑ってることだ。そう、アホになりきることが勝利への道なのである。

その意味では、新井の今の姿勢は理想に近い。今のパフォーマンスが地なのか計算なのかは分からないが、喜怒哀楽の「喜」の部分を率先してあらわにしていくスタイルはよいと思う。これが喜怒哀楽全部出しのような人は、かえって指揮官には向かないのであるが。

だから、ノムカン君になにを言われても、にこにこ笑ってもっちゃり受けていればよいのだ。それに対して強いリターンエースを打つ必要はない。それを打った時点で、宣戦布告となってしまうのである。いにしえの吉本新喜劇の大看板、花紀京翁のような受けと返しが理想だ。

さあ、これからの時代は、アホが作るのである。そしてこのクライマックスシリーズも、アホになれたものが勝てるのである。智の働きが強いノムカン君を打ち破るに、実は新井はちょうどよいのかもしれない。

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コメント

“闘志を燃やすアホになれ。” への2件のフィードバック

  1. アングリーレッドのアバター
    アングリーレッド

    左右病にかこつけてハジメのお気に入りオンパレードのスタメン(涙)
    特にサード田中広輔って・・・⤵
    堂林、デビッドソン、末包を外して一発の怖さの無い超非力打線でさぞタイガースも楽だろうな。
    正真正銘のアホになってどうするんだ!

  2. カープ一筋55年目のアバター
    カープ一筋55年目

    同じバッターに何度も打たれ、同じピッチャーに何度も抑えられとる。。。情報収集能力は草野球並みぢゃ。

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