今日の公示で、中村奨成が抹消になった。明日から西川を登録するための措置のようだが、これはおかしい。というより、いかに新井というのが調子のいい口先だけの男であるかということを示している。
現状のカープで、一番足りていないのが右の長距離打者で、一番ダブついているのが左の短距離ヒッターであることは、莫迦でもわかることである。ならば、西川を登録しますというなら、ダブついている左打者をはずすのが定石だ。特に、オフェンスに貢献できていない大盛、羽月、矢野は当然抹消候補である。ところが、今回の措置を取ったということは、彼らがなにがしかの理由でアンタッチャブルであるということになるだろう。
もうひとつ言うなら、カープの当局的に、これもなにがしかの理由で、奨成に育ってもらっては困る事情があるというべきだ。まあはっきり言って、ハジメに嫌われたからという以上でも以下でもあるまい。嫌われたと言ってオーバーなら、奨成が入るべきポジションにハジメの推しがあふれているからというのが正確か。
きっと新井はそういうことを理解しているから、あっさり奨成を切ったのだろう。しょせん新井もまたハジメの操り人形にすぎない。それは的確にハジメの推しが処遇されていることからも明らかだ。ハジメ一派によって計画された小園に対するパワハラを嬉々として遂行したしね。あれは勝負相手が非力なチビと先のない老兵だったから小園が生き延びられたようなものだが。
確かに、昨年私生活でミソをつけているし、それを除いても本当に真摯に野球に取り組んでるのかがわかりかねるところがあったのも事実だ。しかし、別に法を犯したわけでもない（その程度でどうこう言うならもっとやばい話もあるのであって）し、鶴岡親分がゴリさんに言ったように「グラウンドに銭が落ちてるんや」と教えればよかっただけの話である。
いちばんけしからんのはバカープファンであって、彼奴らは奨成を追い出したくてたまらないようだ。すでに現役ドラフトの玉にすればよいという言説を平気で流しているのであって、控えめに言って死ねばいいのにというところである。
昨日の試合を見て、勝利への一番手っ取り早い近道は長打であるということを理解できない向きは、これも控えめに言って金輪際カープファンを名乗るなといいたい。チビがこつこつ繋ぐ野球では勝てないのだ。長打を否定するようなチームは、相手の長打で打ちのめされるのである。
まあ、打ちのめされたらいいさ。でもきっと懲りないだろうな。そしてオフにはまた移籍市場の玉にしろと騒ぐんだろう。そんなことをしたら、恥も恥、末代までの恥だ。いや、それこそドラフト候補生に忌避されてしまうよ。
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