今日は、野村祐輔と小園海斗に尽きる。これを否定する者はいるまい。欠けていたピースがようやく戻ったのである。
野村について言うなら、前回登板のベイスターズ戦での無双ぶりにいささか驚いていたし、結果としてそこで勝てなかったからどうかなと思っていたのだが、杞憂だった。どうやらもう一皮むけてモデルチェンジできたのだろう。しかも白星を得たことで、いま挑んでいることが間違ってないことが証明されたのだ。これはきっと夏からの兵器になることは間違いない。
そして小園である。本当に、ことあるごとにdisってきたバカープファンに対してはざまあみろといいたい。これは小園にしかできない仕事、まさにスタアの仕事である。昨日の悪い流れを一気に消し去り、今日の試合を決定づける一打。ショートを争っているとされる有象無象とは、ものが違うのだ。
本当に、これで小園の価値が分からなければ、その目は節穴に如かずということである。それでも昨日一昨日はまだ固さや力みが感じられたが、今日の躍動はいよいよ本来の姿に戻りつつあるということの証明といっていいだろう。
これで、少しずつではあるが役者が揃ってきた。あとは、彼らが本来の力を存分に出すかにかかってくる。そうなれば、今の順位に甘んじることはないはずだ。少なくとも今のセントラルは抜けて強いチームはない。ここまで役者が揃ってなくてこの順位だったら、ここからフルスロットルで行けばあっという間に突き抜けて行くだろうし、それができるはずだ。
とにかく、三連覇なってからの4年間は、思い出したくもない「非日常」ばかりだった。それを払拭し、強い赤ヘルという「日常」を取り戻すためにも、ペナントレース残り半分、存分に暴れてほしい。今の赤ヘル戦士なら、それができるはずだ。
少なくとも、また時計の針を逆戻りさせるようなことだけは、御免被る。それをやらかしかねないのが、松田元なのである。






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