「謝罪のフリ」という不条理!新井貴浩の空虚なスピーチと松田元が操るセレモニーの茶番

スポーツ

本拠地最終戦の全日程終了セレモニーで、新井貴浩監督が口にしたのは「多大なご心配とご迷惑をおかけした」という定型句の謝罪だった。
しかし、エトミデート疑獄の本質である球団の規律崩壊とプロ失格の体質からは目を背け、松田元の傀儡として「謝罪のフリ」を演じてみせたに過ぎない。進化なき采配、白熱を欠くスタンド、そして松田一族放逐なき「生まれ変わり」という欺瞞——。タイガースの優勝が決した夜、冷徹な視座で暗黒組織の破綻を解剖し、ファンにとっての「真の闘争」の開始を告げる緊急コラム。

【空疎な幕引き】「謝罪のフリ」に終始した新井貴浩と、裏に潜む松田元の影

東京ドームで行われていたジャイアンツ対ベイスターズ戦の結末を見届けていたため、本拠地最終戦の終炎から些か時間が経過してしまった。もっとも、今日の試合経過や勝敗など、端から何の関心も湧かなかった。勝てばそれに越したことはないし、負ければ目の前で阪神の胴上げを見せつけられるだけのこと。しかし、そんな事象すらどうでもよいと思えるほど、今のチームは冷え切っている。実のところ、私が中継映像に目を向けたのは8回裏、中村奨成が決勝タイムリーを放った場面くらいだが、展開を見逃したことに対する感傷などなにもない。

本日の試合において真の観察対象となり得たのは、試合終了後の全日程終了セレモニー、とりわけ指揮官である新井貴浩が何を口にするかという一点のみであった。結論から述べれば、そのスピーチは実に退屈で、何ひとつ心に響かない虚無な代物であった。新井という存在が結局のところ松田元の傀儡に過ぎず、満座の前で「諸国民の王」を演じてみせただけであることを露呈したに過ぎない。この空疎な言説に対して惜しみない拍手を送っていた観客層に対しては、言葉を選ばずに言えば、極めて思考力の乏しい人々であると評するほかない。

案の定、新井は冒頭で謝罪の体を見せてみせた。しかし、「多大なご心配とご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」という定型句で煙に巻いた点は看過できない。これは謝罪のポーズであって、真の謝罪ではないからだ。なぜなら、我々ファンは「心配」などしておらず、実害としての「迷惑」を被ったわけでもない。彼らが最も第一に謝罪すべきだったのは、プロフェッショナル・スポーツ組織としてあまりにも致命的な規律の弛緩を露呈させたこと、すなわちプロ失格の体質を晒した事実そのものに対してである。そして、そのような破綻した状態でありながら、あたかもまともなチームであるかのように振る舞い続けた欺瞞に対してでなければならない。

要するに、「自分たちの統率と管理に決定的な落ち度がありました」と直言しなければならなかったのだ。だが、松田元がそのような真実の吐露を許すはずもない。組織の落ち度を認めることは、そのままトップである松田元自身の管理責任、ひいては経営責任へ直結するからだ。今回のエトミデート疑獄の本質は、個々の選手の逸脱にとどまらず、球団当局が長年放置してきた規律の崩壊が生んだ構造的事件である。その責任追及を意地でも回避することこそが、カープ球団当局に課された唯一のミッションなのだ。

【茶番の構造】「生まれ変わり」の嘘と、湧き出る信者たちの無知

そうした暗雲を背景に、新井がいくら「カープは生まれ変わります」と叫んだところで、誰の胸にも届くはずがない。現在の惨状を鑑みれば、組織が生まれ変わるなどという選択は前提条件としての最低ラインに過ぎない。そして何より、松田一族の経営権放逐という根本的執刀を行わない限り、カープが構造的に再生することなど万に一つもあり得ないのだ。ゆえに、あのスピーチは計算された安っぽい茶番劇に過ぎず、あの程度の言調にざわつき、感銘を受けている層の浅薄さにはただ冷笑を禁じ得ない。

もっとも、現在カオスと化しているWeb上の言説空間においては、松田一族の退場や経営陣の一掃を主張する声が上がるたび、カルト的な信者層が湧き出して過剰反応を示している。おそらく球団側から何らかの防衛指示でも飛んでいるのだろうが、どうせ工作を行うのであれば、もう少しマシな想定問答集くらい用意してやれば良いのにとすら思う。彼らが繰り出す支離滅裂な擁護論は見るに堪えない低水準であり、まさに莫迦が戦車でやってくるような惨状だ。ただ、その滑稽な狂騒を高みから鑑賞する分には、実に微笑ましくもあるのだが。

【歪んだ采配】進歩なき現場と、これから始まる真の闘争

くだらない演出に対する嫌みはこの程度にして、本日の試合内容にも軽く触れておこう。身も蓋もないが、野球において「得点力は正義」である。本日勝利を収められた要因は、結局のところ末包昇大が放った同点ホームランの恩恵に尽きる。その後の勝負どころで無様に三振を喫したため殊勲の度合いは割り引いて考えるべきだが、あのひと振りがなければ九分九厘タイガースに凱歌が上がっていたはずだ。まあ、レギュラー未満の域を出ない末包であれば、この程度の働きで十分と言えるのかもしれない。

一方で、監督就任から4年目を迎えながら、一向に進歩の兆しが見えない新井の采配には呆れを通り越して虚無感を覚える。1回裏、中村奨成がヒットで出塁した直後、勝田成に初球送りバントを指示。さらに5回裏、無死一・二塁の好機で佐藤啓介に代打・名原典彦を送り、バントを企図させて失敗。観ている側を心底シラけさせる、退屈極まりないベンチワークだ。シーズン最終盤のこの期に及んで、来季への糧とならない目先の小細工に固執して何になるのか。このような空疎な白星に価値など存在せず、来季へ向けた収穫と呼べるものは、中村奨成の存在感以外に何ひとつ残っていない。

……と、本稿を執筆している最中に、ジャイアンツがベイスターズに逆転負けを喫したとの報が入った。これによりタイガースのリーグ優勝が確定したわけだ。甲子園での最終連戦まで縺れ込むかとも予想していたが、終わってみれば順当な結末であったと言うべきか。しかし、他球団の勝敗など我々にとってはどうでもよいことだ。広島東洋カープの、そして真にチームを憂うカープファンにとっての真の闘争は、この暗黒の終炎からこそ始まるのだから。

責任の所在を有耶無耶にし、「生まれ変わる」という言葉だけでファンを煙に巻ける時代はすでに終わっている。松田一族が権力を掌握し、言論を統制し、不祥事を隠蔽し続ける限り、このチームに真の再生など訪れるはずもないのだ。
本拠地最終戦という節目の日に突きつけられたのは、あまりにも虚無な現実であった。だが、我々は失意に沈んでいる暇などない。腐敗した経営陣を一掃し、本来あるべきプロ野球チームの姿を取り戻すための闘争は、まさにこの瞬間から始まるのだから。

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コメント

  1. アングリーレッド より:

    新井曰く、“カープは生まれ変わる”?
    鈴木清明が小園に言い放ったセリフではないけど、
    「信用出来ない!」
    ファンとしてはこれに尽きます。
    ホーム最終戦恒例の茶番劇・・・
    もう飽きました(涙)

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