まずは自己批判から。昨日の記事で、一昨日の試合の観衆を1000人少なく勘違いしていた。正しくは、昨日の試合は一昨日よりもなお100人弱観客が減っていたのである。まあ議論の前振り部分であって骨組みが崩れなかっただけましだが、そそっかしいにもほどがあると思う。なんかまだ1万8000人も入るんだと思ったのが頭の中で拡張変換されてしまったようだ。
さて、標題に話を振る。何か当たり前のことを書くようで気が引けるのだが、敢えて繰り返さないとカープファン界隈に通用しないから厳しく書くこととしたい。確かに薬機法での規制がかかったのは昨年の話であるが、仮にそれ以前でも使った時点でアウトであると思う。理由は以前書いたような気がするが、敢えて繰り返すこととする。
まずはなんといっても強力な依存性である。私は非喫煙者で今まで一度も口にしたことがないから大きなことは言えないが、リーガルなたばこでさえ高い依存性があるのだ。申し訳ないが私は現代においてプロスポーツ選手に喫煙習慣があるというだけで軽蔑する。どう考えても体が資本のプロスポーツ選手にとって百害あって一利なしなのに。
ましてや「ゾンビたばこ」は、強力な麻酔作用があるエトミデートが入っているのである。どう考えたって依存性が高まりこそすれ低まることなど考えられない。かつ、その薬理作用はかなり強いらしい(としかいえない。使ったことがないから)。どう考えたって体が壊れるもとでさえあれ何もいいことはない。そもそも論として手にした時点でアウトといっていいくらいなのである。
もちろん、薬機法での規制がかかってからは所持も賜与も譲受けも譲渡しもイリーガルだから論外の外だが、それでは規制前に使ってました、ごめんなさいで許せるかと言われれば、答えはNeinだ。上記のとおり、もはや使用すること自体プロスポーツ選手にあるまじき行為である。当然何らかの処分は受けなければならないだろう。
さらにいえば、以上のとおり「ゾンビたばこ」に強力な依存性が認められると言われることから、一度手を出しただけで今はありませんという抗弁自体、主張自体失当と言うべきだ。そもそも「ゾンビたばこ」を手にする前提は喫煙習慣である。一度吸って口に合いませんでしたという抗弁は考えづらいのである。というより、きっと嘘だろうと思う。
だから、私に言わせれば、たとえ規制前であろうとなんだろうと、口にしたことがあるという時点でプロスポーツ選手としてはそぐわない行為だと考える。少なくとも当面の謹慎は避けられまい。その上で司直の手に全て委ねて、規制後に関与したことが裏付けられたら即契約解除でよい。だって、羽月隆太郎にはそうしたんだから。
さらにいうと、これもかつて書いたかもしれないが、「ゾンビたばこ」などというものは、歌舞伎町の闇の中を探検すれば誰にでも手に入るという代物ではない。それを手配できる者は、かなり限られる。裏稼業と繋がっている者に。すなわち相当後ろ暗い交友があるということである。これだけでもうアウトではないか。反社つながりがあるだけでバンバン叩く向きが、この点をスルーするのは悪しきダブルスタンダードそのものではないかと思うが。
その点からすれば、今回の疑獄の肝はまだ明らかになっていない。件の売人だって自分で「ゾンビたばこ」を密輸したわけではないと思う。どういう筋から引かれたものなのか、どういうルートで売人からカープの選手に伝播しているのか。それを明らかにしない限り、解決しない。ファンは見たくないかもしれないが、見なくてはなるまい。それがカープ正常化への第一歩である。
それなのに、あたかも法規制前だからいいんだとでもいいたげな向きが多くて驚かされる。これが単なる無知によるものなのか、何かを隠したいからなのかは分からない。ある意味この球団の不誠実さの負の象徴としてファンが働いているような気がしてならない。それともハジメお気に入りの選手が連座しているとされているから必死で守りたいのかね。そうすれば分からないでもない。
とにかく、この疑獄を羽月ひとりの問題に矮小化したらだめだ。カープ球団内部の構造的問題として徹底的に洗わないといけない。たかが「ゾンビたばこ」ではないのだ。羽月をたたいて終わりでもないのだ。カープファンが怒るべきは羽月隆太郎でもなく週刊誌でもない。カープ球団そのもの、早い話がハジメであるのだ。それが理解できないなら、口を噤め。
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