ある鯉党のたはごと2025その9;たけき「もののふ」こそ。

おもひで

といっても、ももクロ愛について語るわけではない(こちらは「モノノフ」だし。)。それに私はそんなものを語れるほどの強い「モノノフ」ではない。むしろ今でも杏果推しだから、純粋モノノフさんからは嫌われるかもしれない。

余談はさておき。いま日本シリーズ真っ最中だが、日本シリーズの最多連敗はいくらかご存じだろうか。正解は9。1958年、59年、61年にかけてジャイアンツが記録している。ちなみにジャイアンツは現在8連敗中でもある(2019年、20年)。カープも6連敗(2引き分け含む。1975年、79年)があるところだ。

しかし、これを恥じるジャイアンツファンは少ないはずだ。よほどの狂信的ジャイアンツ至上主義者はどうか知らないが。そもそも日本シリーズはペナントレースやクライマックスシリーズを勝ち抜かなければ出られないのであるから、それだけ出ているからこそなのだ。まあ歴戦の中の刀傷くらいではあるまいか。

ジャイアンツがそれだけ強いのは、単に選手をたくさん集めているだけではなく、そこに勝者の遺伝子が連綿と受け継がれているからだろう。しかも、その効果は限定的とは言え拡散したのである。三原脩、水原茂、藤本定義、そして廣岡達朗、森祇晶。一方でパシフィックの雄だった南海ホークスも毀誉褒貶あれど野村克也を生んだ。いや、カープだってその栄光の基礎は野村門下生、いやブレイザー門下生だった古葉竹識監督あったからこそである。

カープの三連覇の時はどうだったか。少なくとも優勝した3年間は緒方孝市が出しゃばらなかったのが良かったと思う。そう言えば緒方は三村門下生でもある。山本浩二→野村謙二郎ラインとは、少し毛色が違うこともあるのかも知れない。ちなみに、広商のスターだったミムさんはもともと山本浩二なんて屁とも思っていたと聞くが(真相は分からない。)。

而して今のカープである。どこにそんな物があるだろうか。それに繋がるものは、全て捨て去られた。新井はどうかって?三連覇のときはチームリーダーという名のおちゃらけ要員だったのかもしれない。だからこそ、今監督に擬せられている面もあると思う。彼に勝者の遺伝子なるものはないだろう。

そんなことを言っていたら、日本シリーズがあっけなく終わった。ホークスの力勝ちである。やはり、勝者の遺伝子はホークスの方に色濃く残っていたということだろう。というより、セントラルの他球団は恥ずべきである。タイガースが強すぎたわけでも何でもなかったのだ。

これから球界は本格的な編成の時期に入る。カープも、スタッフや選手に新しい血を、勝者の遺伝子を持っているコーチや選手を入れないといけない。そしてそれは、育成などという美しい言葉では賄えないところもあるのだ。それを理解できないファンは、やっぱり有害だし、消えてほしいと思う。

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