といっても、ももクロ愛について語るわけではない(こちらは「モノノフ」だし。)。それに私はそんなものを語れるほどの強い「モノノフ」ではない。むしろ今でも杏果推しだから、純粋モノノフさんからは嫌われるかもしれない。
余談はさておき。いま日本シリーズ真っ最中だが、日本シリーズの最多連敗はいくらかご存じだろうか。正解は9。1958年、59年、61年にかけてジャイアンツが記録している。ちなみにジャイアンツは現在8連敗中でもある(2019年、20年)。カープも6連敗(2引き分け含む。1975年、79年)があるところだ。
しかし、これを恥じるジャイアンツファンは少ないはずだ。よほどの狂信的ジャイアンツ至上主義者はどうか知らないが。そもそも日本シリーズはペナントレースやクライマックスシリーズを勝ち抜かなければ出られないのであるから、それだけ出ているからこそなのだ。まあ歴戦の中の刀傷くらいではあるまいか。
ジャイアンツがそれだけ強いのは、単に選手をたくさん集めているだけではなく、そこに勝者の遺伝子が連綿と受け継がれているからだろう。しかも、その効果は限定的とは言え拡散したのである。三原脩、水原茂、藤本定義、そして廣岡達朗、森祇晶。一方でパシフィックの雄だった南海ホークスも毀誉褒貶あれど野村克也を生んだ。いや、カープだってその栄光の基礎は野村門下生、いやブレイザー門下生だった古葉竹識監督あったからこそである。
カープの三連覇の時はどうだったか。少なくとも優勝した3年間は緒方孝市が出しゃばらなかったのが良かったと思う。そう言えば緒方は三村門下生でもある。山本浩二→野村謙二郎ラインとは、少し毛色が違うこともあるのかも知れない。ちなみに、広商のスターだったミムさんはもともと山本浩二なんて屁とも思っていたと聞くが(真相は分からない。)。
而して今のカープである。どこにそんな物があるだろうか。それに繋がるものは、全て捨て去られた。新井はどうかって?三連覇のときはチームリーダーという名のおちゃらけ要員だったのかもしれない。だからこそ、今監督に擬せられている面もあると思う。彼に勝者の遺伝子なるものはないだろう。
そんなことを言っていたら、日本シリーズがあっけなく終わった。ホークスの力勝ちである。やはり、勝者の遺伝子はホークスの方に色濃く残っていたということだろう。というより、セントラルの他球団は恥ずべきである。タイガースが強すぎたわけでも何でもなかったのだ。
これから球界は本格的な編成の時期に入る。カープも、スタッフや選手に新しい血を、勝者の遺伝子を持っているコーチや選手を入れないといけない。そしてそれは、育成などという美しい言葉では賄えないところもあるのだ。それを理解できないファンは、やっぱり有害だし、消えてほしいと思う。
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コメント
管理人さんの、ひとつ前の投稿にコメントされている”煮詰まり”さんのご指摘通り、「血が煮詰まっている異常な状態」の「煮詰まっている」の使い方は誤用です。「煮詰まる」は料理用語が語源で、煮物などが水分を飛ばして味が濃くなる状態から転じて、「議論や話し合いが十分に進み、結論を出せる段階になること」を意味します。したがって、「煮詰まる」は本来、前向きな進展を表す言葉です。
まあ、三省堂国語辞典(第8版)は「ものごとが限界をむかえて、進まなくなる」という意味を載せ、これを「若い世代では主流の用法」とまで明記しています。が、誤りです。文化庁の調査では若い世代の約70%が「煮詰まる」を「行き詰まる」の意味で誤用しているという結果もあり、誤用が広まっていることが指摘されています。
念のため、うちの事業所を支えてくれているスタッフで、日本文学&日本語学の大学講師を務めているイギリス人に確認すると、ひとこと「誤用」という返答でした。
さて、弱体化が進むカープは、本稿で述べておられる「勝者の遺伝子」を移植する必要がある。
話が飛び飛びになるけれど、「ワークライフバランスを捨てる」で話題の高市早苗。この方に対し、全く好悪感情はないが、この発言には同意やな。
ゆとり世代とZ世代に多いが、ヘタすると中年のオッサンまでが何かにつけ「ワークライフバランス」を連呼しやがる。要するに“働きたくないです”って宣言するぬるいヤツと同じ空気を吸いたくない。「ワークライフバランス」を意識する時点で、その仕事に向いていないし、ソイツには「勝者の遺伝子」がないのは明白や。
俺なんか、仕事人間とは正反対のタイプだが、一旦業務に取りかかると、ゾーンに入る。
用途ごとに瞬時に脳内スイッチを入れ替える習慣付けで、割と何でも出来るようになる。
英語を扱う業務は、瞬時に日本語脳から英語脳に切り替えたらエエだけやし、特別なことやない。楽天・ファーストリテイリング・スミダコーポレーションは、英語を社内公用語としているからなぁ。まあ日本は、実質アメリカの属国なんやから、社会人は英語を使えたほうがエエんちゃう。今時、英語を使える程度で優位に立つことはない。半日給7万円の同時通訳者クラスやったら話は別やけど、その他大勢の英語話者は普通でしょ。
my own businessは、多岐にわたる業務を展開し、ひとつの事を引き摺るヒマがないので、自然に脳内スイッチが入れ替わる習慣が付いているのかもね。
「勝者の遺伝子」だけではやや足りないかも。ホークスの基本は「勝利の習慣づけ」なんじゃないかなぁ。
「習慣は、最強の戦略」で、習慣が人をつくり、成功を導く。
管理人さんの日記で気になったので
いやいや、恥じるジャイアンツファンは多いですよ。
カープとは違い、ジャイアンツは毎年目標は日本一なので。
近年の8連敗なんて、普通にジャイアンツファンは恥ずかしく思ってます。
なんだかんだ言って、結局管理人さんも
カープのぬるま湯に浸かってしまってますよね。
カープは41年間日本一無し!
これこそ本当のぬるま湯でしょう。
我々ファンは浸かってしまってますね・・・(涙)