昨日書いたとおり、今日は新井が最後になんというかだけしか興味はなかった。申し訳ないが、試合自体は半分しらけながら見ていたので、何の感傷もない。ただ田中広輔と松山竜平はもう1軍ではものにならないという当たり前の事実が突きつけられただけである。
もうひとつ言うなら、厳しいようだがここ数年のドラフトでの「即戦力」選手のレベルの低さである。髙太一が化けたくらいで、あとはほとんど期待外れである。佐々木泰だってもっとやれると思っていた。いかに故障が続いたにせよ。森下、栗林も些か怪しくなってきたし、森浦だけではないか。未来予想図通りに活躍しているのは。
正直なところ、取っ替え引っ替え使われた若手選手の中で、夢が見られそうなのは菊地ハルンと辻大雅と前川誠太だけかもしれない。素材が悪かったとは思いたくないのだが、ことごとく育成方法を間違えていると言わざるを得ない。このままじゃ、本当にカープはペンペン草も生えない焼け野原になってしまう。
話を今日に戻すと、新井はよほど頭が悪いのか、ろくなブレーンがいないのか、去年と同じような言い訳に終わった。その時にカープファンから漏れた失笑がすべてである。今日来たお客さんは広輔や松山目当てのライトなファンが多かったと思うが、それでもその時に何とも言えない諦めにも似たどよめきと笑い声が聞こえたことを、新井はどう聞いたか。
それにしても、あれだけ酷い野球を見せておいてなお「変革期だから苦しみを伴う」とはよく言えたものである。その苦しみは誰のせいなんやとねじ込んでやりたい。もちろん新井だけのせいではない。新井は現場責任者としての責任以上のものはない。それはもう。ハジメの責任と言わざるを得ないのである。
ハジメの最大の悪行は、チームが弱くても儲かる仕組みづくりに成功したことである。そのことに気がついていない向きが多いのは残念だし、なかにはオーナーが私腹を肥やして何が悪いと言った莫迦もいる。ほんとうにカープファンは資本主義を知らないのだ。
話が逸れた。カープが来年天下を取りたければ、本当に血が流れるほどの大改革が必要だ。二十人ぐらいは血の入れ替えがあっても良いくらいである。あとは、誰を出すかの判断を間違えないことである。
それと関連すれば、今オフの契約更改だ。私は今年の体たらくは矢野を高く買いすぎたことだと割と真剣に思っている。そりゃそうだ。、バット持ったらスクールボーイ並みのがあれだけ処遇されたら、みんな一生懸命打てるようになろうとは思わない。
これで、カープの2026年が本格的に始まることとなった。まず手始めは10月23日のドラフト会議だが、それについては日を改めたい。そこで、カープの変革派の本気度が分かるはずである。






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