仕事始めの雨空に呟く

年末年始9連休など、終わってみたらまさにうたかたのごとしで、結局あっという間だった。気づけば1月6日。全国的に仕事始めであったが、モチベイションは地に落ちていた。それでもやらねばならぬことはぼちぼちやっていたのだが、途中でなんとなく胸が苦しくなる始末だ。そして、都合により早出したため朝の電車では座れたのだが、帰りは激混みでまた溜息。嗚呼下らぬ日常が始まったと思うほかなかった。

こんなところで言っても始まらないが、1月6日なんてまだ松の内である。昔京都の気位の高そうな店で「新年は１０日まで休業します」という張り札があったのだが、これぞあるべき姿かもしれぬなどと思ったりもする。そもそも最近は新年の開店を速めるチキンゲームが起こっていたようなものである。その意味では、広島のデパートが全店元旦休業にしたのは良いことだと思う。ついでに、仕事始めは実質仕事をしないというコンセンサスが復活すればよいとさえ思う。

まあそれはほとんど寝言に過ぎないが、加えてこんな朝に雨が降ったものだから、憂鬱さは倍加する。明日は幸いに大忙しでなさそうなのが救いだが、今月末には我が社のうちの非生産の極みのような業務があり、極めて憂鬱だ。それも含めて仕事だといえばそれまでなのだが、なんとも疎ましくてならない。胸苦しさが極まって明日起きられなくなればいいとさえ思ってしまう。

まあ私の戯れ言はさておき、世の中が動くと言うことは、要するにヒロシマ球界も動くということである。サンフレッチェは些か移籍市場に翻弄されつつあるのが心配だ。すでにゴンサロとの契約が怪しくなった上に、中島洋太朗にドイツから熱視線が注がれていると言うことで、編成作業が些か怪しくなってきている。もちろん契約更改したばかりの中島の即移籍はないと思うが、欧州の移籍市場が動く夏場になれば分からない。ゴンサロの後釜捜しと来るべき中島の移籍後のケアが必要となってきた。

一方のカープだが、喫緊の課題は九里亜蓮のFA補償である。昨年はまんまと外れをつかまされたのだが、今年も同じ轍を踏んだら本当の莫迦である。論点は昨年とまったく同じなので繰り返さない。今カープに必要なのはオフェンスの強いバッターである。ただでさえ現役ドラフトで山足を引いたのだから、もうこれ以上同種の選手はいらない。ピッチャー？それこそ田嶋や山岡がプロテクトから外れていたら考えてもよいが、今のバファローズのプロテクト漏れのピッチャーなら不必要だ。

今のところカープ球団当局は沈黙しているが、結論から言えば人的補償以外は許さない。ただでさえ使える選手賞が薄くなっているのだから。選手枠がーって？そんなのね、使えない選手、切るべき選手を抱え込んでるからなんだよ。そういう選手をカットしていけばよかったのであって、今のカープは枠の割りに使える選手が少ないという欠陥を抱えているのだ。

もちろん、金銭補償なんて論外のなお外だ。そんなことしたら、すべてハジメが自分の懐に入れてしまう。彼奴は自分さえ儲かればいいと考えている経営者の風上にも置けぬ輩だから、それを有効に活用するということなど夢物語以上でも以下でもない。かつて「資本主義だから経営者は私腹を肥やしてもいいではないか」と言ったあほうがいるが、広島人の頭の悪さの証拠である。

少なくとも、昨年は人的補償をめぐる駆け引きで惨敗したことは確かである、プロテクト名簿がどうだったかまでは分からないのだが、結局カープにありあまっているタイプの選手とかバファローズですり切れたピッチャーばかりプロテクト外にされた可能性が高い。昨年も書いたが、バファローズの選手層は意外と薄いのだ。まあ、今年もきっと取られ損になるだろう。だから処遇すべき選手はきちんと処遇しておけと言うのに、中途半端に使えない選手を後生大事に処遇するからこうなるのだ。

もちろん、この論点はまだまだ続く。こんなカープのような腐敗堕落したチームを見放して、坂倉と小園は動くだろう。そうなったら、カープはおしまいだ。小園がプレミア１２で活躍したのは当然だ。だって、そこで働けば正当に評価されるのだから。あろうことか上本とか羽月と競争させられ、矢野に無条件でショートを取られた恨みは強いだろう。またそうでなきゃプロじゃない。もちろん坂倉も同じだ。いつまでたっても會澤などと言う老兵と比べられ、挙げ句の果てには白濱などという最大の不良債権がリザーブにいたのだから。

その意味では、カープって本当に腐った組織だと思う。崩壊するには１秒かけてもまだ長いだろう。いや、本当に崩壊してしまえばいい。それでも一部カープファンはハジメ人民共和国に対する忠義を尽くし、一緒に崩壊するだろう。ならば私はそういうバカープファンに対する銃を向け、屍を踏み越える役割を果たそうか。いや、骨くらいは拾ってやろう。