ある鯉党のたはごと2024その3;ある傍観者の戯言

スポーツ

案外あっさりと、日本シリーズが終わってしまった。ベイスターズが勝ち抜いたことをどうとらえるかというのはこれから侃侃諤諤あるところだろうと思うが、少なくとも私の目からしたら、椿事ではない。むしろ起こるべくして起こった出来事と言えば良いだろう。蓋し、ホークスは負けるべくして負けた。以上である。要するに、今のホークスはArmadaではなかったということである。

 ちょっと一息

もちろん、ホークスにとってホームで26イニングス連続無得点なんて誤算の極みだろう。しかし、そんなこともあり得るのが短期決戦の怖いところである。いわば、非常時に対応できる采配が求められるのである。しかし、小久保にはそれができなかった。最後まで平時の運用で押し通して敗れた。今日のスターター、ベンチ入りメンバーを見て、非常時に対応できるものとは思えなかった。その感性の鈍さがすべてなのである。

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今日だって、ヘルナンデスとオスナにイニングを跨がせれば、もっと早い段階でいい投手を投入することだって可能だっただろう。しかし、こと外国人選手の場合、契約という足枷がある可能性がある。それが投手陣を外国人に頼る兵運用のリスクでもある。特にこれからNPBに対してはパワーアーム型のピッチャーは売り手市場になるだろうから、なおのことである。

 ちょっと一息

その意味では、厳しいようだが小久保というのはリスク管理も何もできない凡将だったと言うことである。まあ秋山幸二や工藤公康だったらこの事態は防げたかと言われたら些か微妙だが、もっとまともな野球をやったに違いない。むしろ藤本博史の方が良かったのではないかとさえ思う。昨年の監督交代劇に球団上層部がどう関わったかは知る由もないが、まあ王貞治も鈍ったかと思う。あるいは福岡のホークス最初の生え抜きスタアといっていい小久保がかわいかったのかね。もっとも小久保は南海の地盤だった和歌山の出身だが。

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中には、ペナントレース3位のチームが日本一なんてと思う向きもあるかもしれない。しかし、どんなものでも最後に勝ったものが勝ちなのである。それはプレイオフを制度として取り入れている以上当たり前のことでもある。個人的には、盛大にExpansionをやって2リーグ3地区24球団に再編すれば良いと思う。そのうえで、地区優勝+ワイルドカードでトーナメントをやれば良いと思っている。なんだったらついでに入れ替え戦でもやればよい。今よりも締まったペナントレースになることは、請け合う。

 ちょっと一息

さて、カープが最後の日本一からもっとも間隔が開いたチームになって久しい。昨年は最後に日本一になったのが昭和時代の唯一のチームとなってしまい、今年のベイスターズの戴冠でついに21世紀に日本一になっていない唯一のチームとなってしまった。これをひとことで言うと、「恥」である。そんなチームが「広島に夢と希望を与える」なんて、どの口が言うかというほどのものである。その間、サンフレッチェは3回、そしてサンダーズもドラゴンフライズも日本一になってるのに。

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私は常々書いているように、新井が言った「痛みを伴う変化」なんて信じていない。しかし、以上の事実を少しでも恥ずかしいと思うならば、このままじゃいけないことくらい、理解できるだろうと思う。でも新井じゃ無理かな。結局意思能力ないもんな。球団当局者に操られた哀しきMarionetteなんだろうからね。そう思うと、未来永劫期待できないという結論に至る。また、その結論を嬉々として受け入れる向きがいるから怖い。

 ちょっと一息

だから、これから始まるFA戦線への参戦なんて、しょせん口だけだろう。そんなことをやったら「カープは資金力に限りのあるチーム」という嘘を信じている信者を手放してしまう。どこかの国の選挙と同じで、畢竟彼らは自らの篤き信者のためだけに動くのである。そりゃ何でもかんでも高い金を積めばいいとは思えない。そして今年FAで動きそうな選手に青天井の契約をする価値のある選手はいないと思う。でも、今のカープは単年6億円程度の契約を結んで傾くような財政状況ではない。むしろ、今のカープは死に金積み過ぎだ。小園と野間と上本の年俸があまり変わらないというのがそもそもおかしいのである。

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まあ、傍目八目とはよく言ったもので、熱心なファンぶっているよりも、一歩後ろに引いて眺めている方が全体像が俯瞰できるのかもしれない。今のカープファン界隈を見ると、熱心なプレイヤーたらんとしている向きはたいがい足を引っ張っている。まだ三連覇をする前だったか、とあるカープ本で「カープは補強をしてほしくない」と曰ったのがいるが、それが彼らの共通見解なんだろうな。なら私はそれにDiscordを投げてみるかな。

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コメント

  1. Иван Иванович より:

    DeNAオーナー南場智子氏の起業家としての心得等、動画を視聴してみた。
    端的に表すと・・・思考が柔軟でレスポンスが良い。10年前すでにゲノムビジネスに参入する等、ひじょうにタイミングがいい。起業するにあたり「あまり深く考えないほうがいい」と。DeNA創設者&会長として南場氏が求める人物(社員)像は「クリエイティブなことが上手な人も、オペレーションの細かなチェックが得意な人も、人に対してオープンな人も、内向的な人も、色んな特技や性格がバラッバラであったほうがいい」と。同感やな。
    南場氏の思考モードは完全に”令和”  片や選手起用や編成に過干渉する松田元や三木谷の脳内は、いまだに「昭和」なんだよ。

    大学卒業後、南場氏の最初の就職先がマッキンゼー。今や、東大生のトップクラスが希望する就職先人気No.1がマッキンゼーだから、1986年当時女性としては異例で超優秀。先見の明がある。
    サッパリして、思考や性格が女々しくないのはいいねえ。あっけらかんとして好印象。

    DeNAがNPBに参入する時、1人反対したのが三木谷。やっぱ、現在も過去も変わらず陰険やねえ。NPBの発展を妨げ昭和脳を引き摺る松田一族や三木谷のような不適格者には、とっとと退場してもらい、これからNPBに参入するオーナーは、豊富な資金力プラス人物調査を念入りにしてもらいたい。

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