働こう、働こう、輝くために。

明日は言うまでもなくサンフレのオープニングゲーム、しかもエディオンピースウイング広島で行われる。一方でカープはオープン戦初戦、こちらも大事な一戦である。そんな一日、世が世なら天長節と言われるありがたい休日なのだが、家人と小旅行のため家を空ける。せっかくうまいもの食べに非日常に身を置くから、いちいちスマホで映像をチェックするという無粋なことは、したくない。

でも敢えて見るとすれば、やはりサンフレの方かな。公式戦だからというのもあるが、やはりサンフレのサッカーのほうが銭が取れると言ったらいいだろうか。今のカープの野球は、その点まるっきりだめだ。こんなので木戸銭取ったら詐欺だといいたいくらいである。

もちろん、今のサンフレのサッカーにも欠点はある。最大のものはフィニッシュワークの悪さだ。だから点が取れずに勝点をむざむざ落としていると言わざるを得ない。しかし、同じ点が取れないといってもカープはもう話にならぬ。最初から点が取れないことがわかりきっているのに、同じことやって自爆し続ける。まさに歩兵の肉弾戦術だ。その歩兵たちも、なんか非力なのから順番に重用されてるようじゃねえ。

だから、今日からオープン戦です、球春も始まりましたねえと言われても、アホかというほかないのである。だいいち、全くワクワク感がない。一喜一憂といったって、八割方「憂」のほうが多くなるのは、わかりきっているのである。しかもその理由は、打てない、点が取れないというのも見え見えなのに。それを覆すだけのものを、カープの選手は見せたかい？ここまでのキャンプで。

明日は北谷でドラゴンズ戦である。相手は筋の良し悪しはともかくとして、得点力不足解消を目論んでオフェンスの補強をしてきた。練習試合では一定の成果が出ているようである。もしカープがその餌食になるようなら、何かとまずい。敵に勢いと自信をつけてしまう。たかがオープン戦の初戦ではないのだ。昨年ドラゴンズにどれだけやられた？万一妙な自信つけさせたら、カモにされるよ。

でも、バカープファンにはその危機感はないだろうな。きっと神州不滅を信じてるから、打ち負けたら狂信的な「守り勝つ野球」への破滅的撤退を唱導するんだろう。本当に、「投手を中心に守り勝つ野球」なるものを発明したハジメに対する腹立たしさと憎しみが募るし、殲滅してやりたい気に駆られる。

話が逸れた。とにかく、優勝、日本一を狙うというのなら、今日の試合はたかがオープン戦の1試合ではない。意地でも勝たねばならぬ。ドラゴンズを完膚なきまでに叩いて、今年もバンテリンだけで通用する野球やっときなと捨て台詞吐くぐらいじゃないといけないのである。そうでなきゃ、今年は草刈り場になるよ。その先に見えるのは、壊滅的敗北のみだ。

そうなりたくなければ、働こう。働こう。そうすれば君たちは輝くだろう。自らの存在価値を知るだろう。ただじっと手を見ているだけじゃ、一握の砂さえこぼれるよ。それを輝かせるために、とにかく働こう。必死に。