今日は二十四節気のひとつ、大寒である。これから節分まではもっとも寒さが厳しい時期とされるが、まさに明日から当地も激冷えになるらしい。私は寒さには比較的強い方なのだが、あんまり寒いと何もかも億劫になるし、そもそもメンタルが下がる。よって大学入試というのは私にとっては天に逆らう苦行だったのかもしれない。日本の学制も秋春制にすればいいのにと思う。
そうすれば、夏休みはフリーダムな時間に変わる。正直なところ、今の酷暑に勉強だスポーツだというのは、不健全の極みであると思う。夏こそ鍛錬の時というのは過去帳に入った神話である。なんでも外国の真似をすればいいというものでもないかもしれないが、夏は思い切ってバカンスタイムにすればよいと割と真剣に考えている。
まあ、実際にはいろいろ変えねばならないことが多すぎて実現は難しいだろうし、そもそも国家の会計年度が変わらないといけない。でも、所詮人間の作ったシステムなんだからその変革に不可能は亡いはずだ。最初から不可能性を論じて議論すら打ち切るのは、一番卑怯な逃げ方であるとさえ思う。ごく僅かの可能性に賭けて走るからこそ、ノーベル賞級の発見が生まれるのである。そこまで言わなくても、ファイターズと栗山英樹の英断がなければ大谷翔平は生まれていなかったのと同じである。
その意味では、広島という街は、広島の人間は、まったく駄目だ。何か新しいことを起こそうとしたらまず不可能性を論じて逃げる。思えばサッカースタジアムの建設にかかる議論もそうだったといえる。私に言わせればエディオンピースウイング広島の完成は5年遅かった。広島でなければとっくにできていたと思う。それほど広島人は新規性に足を引っ張る性質があると言ってよい。
今の市民球場、すなわちMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島は、残念ながらいろいろな意味で欠陥球場だ。カープファンは全国に冠たるスタジアムと信じて疑わないが、構造から建築から立地から何から欠陥だらけだ。なにより実際にプレイする選手に優しくない。しかし、その欠陥を認めて作り直せばよいのだ。かなり難しい思うが。
そして、それに輪をかけるのが近年の酷暑だ。この暑さの中で初夏にデイゲームなんて狂気の沙汰だ、いや、真夏のナイトゲームですら苦行だろう。選手も辛いが見る方も辛い。よく体調不良者が出ないものだと思う。いや、実際に出たとしても在広プレスは握りつぶす。松田元に不利な材料は一切報じないからだ。
ならそれを変えられないか。内野席の屋根を広げるだけでも違うと思う。しかし、それはできないだろう。金がかかるからというだけではなく、構造的に大屋根を作るのに耐えられないのだ。もし今度スタジアムに行かれた方は、コンクリート部分を拳で叩いてみるとよい。実に澄んだいい音がする。絶対に耐震偽装があると私は見ている。
一番いいのは、思い切って違う場所にエスコンフィールド北海道のような天然芝ドーム球場を作ることだ。エスコンフィールドは外野だけだが、工夫すれば内野も天然芝にすることはできそうな気がする。はっきり言っていろいろ困難はある。しかし、何が問題なのか、解決手段はあるか落ち得ことを突き詰めて考えていけば、きっと最適解は見つけられると私は信ずる。
あるいは、もはや人工芝リスクと酷暑リスクを天秤にかけねばならない時期に来ていると思う。確かに選手に優しいのは天然芝である。しかし、今や人工芝でない球場は広島と甲子園と宮城だけ。タイガースだって結局京セラドーム大阪を使ったりするのである。しかし、それでカープ以外の球団の選手寿命が縮まったという話は寡聞にして聞かない。人工芝は選手を摩耗させるというテーゼを疑わねばならないのかもしれない。
そんなことを、広島人に語ったところで、無理、できない、不可能という言葉が鸚鵡返しのように返ってくるだけだ。そういう意味では、広島人は本当に莫迦だ。転出超過の没落都市に相応しい莫迦さ加減だというより他にない、というのが、三十有余年広島で過ごしたよそ者広島人の感想だ。所詮土着性の強い田舎者ばかりなのである。今のカープのありようなんてその象徴なんだろな。
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コメント
1日遅れで昨日の投稿にコメントしてみると・・・
大谷翔平のマンダラチャート(目標達成シート)は「魔法のシート」ではなく、逆算思考を可視化しただけの道具なんだよね。だから、他のスポーツでも受験でも就職でも音楽家でも、志向&思考さえ同じならフォーマットが違っても機能する。
カープ球団の方針と多数のファンの思考が合致するんだよね。カープの旧来的方針&思考は「加算・根性・属人的」モデルであり、とにかく振れ、とにかく投げ込め、とにかく野球だけやれ。これは「努力量=成果」という加算思考。しかも、科学的検証も逆算もなく、「量を増やせば質が上がる」という小学生レベルの線形モデル。
なぜ「野球漬け信仰」が小学生思考なのか。理由はシンプルで、「量=正義」という一次元モデルでしか世界を見ていないから。
科学的思考なし、逆算なし、戦略なし、負荷管理なし、長期視点なし。
常勝チームの方針を「数字 × 科学」で可視化するとこうなる
以下は、実際の研究データ・MLB/NCAAの科学的知見をもとにした“逆算×科学×自律”の具体的指標。
① 選手に多様な経験をさせる(技術・身体・戦術の多軸発達)
打撃:股関節伸展パワーとスイング速度の相関
大学野球選手36名の研究では、クリーン・ハイプル(CHP)を週2回 × 12週間行うと、スイング速度(SV)が有意に増加。最大パワー(PP)が有意に増加。体重比パワー(PP/BW)が有意に増加。特に低スキル群は最初の4週間で大幅に伸びた。
結論。多様な動作(CHPなど)を取り入れると、打撃能力は線形ではなく“非線形に”伸びる。
② 休養・回復を戦略的に管理する(ACWRモデル)
最新の投手負荷管理は、ACWR(Acute:Chronic Workload Ratio)=急性負荷 ÷ 慢性負荷で管理する。1.0〜1.3:最も安全。1.5以上:怪我リスク急増。0.8未満:コンディション低下の危険。これは投球数だけでなく、強度 × 距離 × 回数 × 心拍 × 加速度などを統合して算出する。
結論。投手は「投げ込み量」ではなく、ACWRで負荷を最適化する時代。
③ 技術は量ではなく質で磨く(動作解析 × 力学 × 最適角度)
筑波大学・川村卓教授の研究では、大谷翔平のフォームを3D解析し、肩の角度、肘の高さ、肩甲骨の可動域、関節への負荷量を数値化している。
さらに打撃では、球の中心から6mm下、バットの入射角19度で打つと飛距離が最大化するという科学的モデルが確立されている。
結論。技術は“角度・速度・負荷”という数値で最適化できる。
④ 長期的ピークを逆算して育成する(年齢 × 負荷 × 成長曲線)
MLBの育成は「逆算法」で動いている。ピーク年齢は、打者:27〜29歳、投手:26〜28歳
育成ロードマップ例(投手)
•18〜20歳:球速よりも可動域・筋力比率
•21〜23歳:球速最大化フェーズ
•24〜26歳:球種の最適化 × 負荷管理
•27〜29歳:ピーク維持フェーズ
このロードマップは、ACWRや動作解析データと統合されて最適化される。
結論。ピーク年齢から逆算し、年齢ごとに“何を伸ばすか”を科学的に決める。
⑤ 選手自身が思考する文化(データ × 自律)
スタンフォード大学野球部は、GPSデータを選手に開示し、選手自身が今日の負荷、回復度、動作の質、走行距離・加速度、心拍変動(HRV)を確認しながら練習を調整する。
結論。自律は“感覚”ではなく、データを自分で解釈する能力で育つ。