言わずもがなだが、「羊頭狗肉」という言葉がある。羊の頭を掲げて犬の肉を売るという意味で、見てくれは立派だが中身は伴っていないことを意味する故事成語だ。原典は中国は宋の時代の書物のようだが、古代から詐欺商法はまかり通ってきたという証左だろう。況んや現代の日本をや。
詐欺の前提は嘘である。嘘のつき方にもいろいろあるが、だいたいの嘘はすぐに底が割れる。でもそこにはタイムラグが生じるので、詐欺師はそこを突いてがっぽり不法の利得を得る。いわゆる特殊詐欺はその典型だ。なんでこんなのに騙されるかと思うのは他人事だからである。自分は騙されないと思う人ほど騙される側面もあるようだ。
ところで、嘘をつくにもだいたいの人は後ろめたさが先に立つから照れてこっそりつくのだが、中には息を吐くように嘘をつくことができる人もいる。要するに、嘘をつくことに躊躇しないというか、嘘をついて何が悪いと開き直ってるというか。詐欺商法が成り立つには、その域まで嘘をつく者が達しないと、なかなか出来るものではない。
古今東西、詐欺商法の実例には事欠かない。現代の詐欺商法の極みは、株式会社広島東洋カープである。一応プロ野球球団の看板を掲げているが、優勝日本一を目指さないというより、会社の方針として目指すことを許されない。それどころではない。抱えている選手はクズばかりだ。およそプロに値しない非力なチビやアンポンタンをスター扱いしているのである。
なんといって代表取締役社長の松田元がいけない。嘘をつくことに躊躇しない。自分の私腹を肥やすためには何でもする男だ。嘘で嘘を塗り固めることくらい、平気でやる。だから、商品である選手を平気で水割りする。それを気に入らない選手は平気で放出する。使える選手を高給で処遇して強くなることは、カープではあってはならないことなのだ。
それを糊塗するための嘘ならたくさんある。「カープは資金力に限りのある地域密着球団」「愚直なまでの育成」「伝統の機動力野球」「投手を中心に守り勝つ野球」。みんな嘘である。でも多くのバカープファンはそれを信じ込んでいる。いや、信じ込まされている。それと違うことを言う者には暴力で口を塞ぐことも辞さないからだ。ある意味暴力団よりたちが悪い。
そんな莫迦なファンに囲まれた嘘つき球団が今突き付けられている課題が、何度も言うようだが小園の処遇である。申し訳ないが今のカープでは商品価値はトップ、というより唯一他と比べて商品価値を誇れる選手である。市場価値は恐らく2億ないし3億だろう。しかし、それをハジメは認めない。もちろんバカープファンも認めない。腐っている。
私に言わせれば、バカープファンは有害無益どころの話ではない。ハジメと一緒になって詐欺商法に加担している共犯である。いわばカープをここまでおとしめた犯罪者だ。ファンを名乗るなといいたい。というより、消えてなくなってしまえ。こんなのに限って、走れる、守れる選手が必要だとかなんとか言ってくるのである。アホか。
そもそも、カープはくだらない選手が処遇されすぎている。あえて名前は挙げないがなんで来年も契約してもらえたの?という選手がたくさんいる。それに、野間が7000万、矢野が4800万、羽月が3100万。処遇されすぎだ。市場価値と比べたら大幅な水増し相場だといわざるを得ない。こんなのを見せられて何も言わないから他球団から莫迦にされるのである。
昨年の最終戦で新井が「痛みを伴う」変革と言ったが、痛んだのは心あるファンだけだった。いわばこれも変革を示唆するだけの大嘘だったのである。今年に至っては「苦しい道が続く」。アホかといいたい、優勝を目指さないことを国是としているハジメ人民共和国なんだから、現状はぬるま湯以上でも以下でもない。苦しむのは心あるファンだけだ。それを理解せずに喝采しているバカープファンの多さにはあきれさせられる。
申し訳ないが、こんな詐欺球団ならとっとと潰れてしまえとわりと真剣に思っている。それに、カープが松田一族の経営になければならないという理由はなく、きちんと投資できる会社であれば別に広島にゆかりのある会社でなくたっていいのだ。今やパシフィックはライオンズ以外はそうではないか。ホークスはソフトバンクになってより九州への地域密着性を強めている。もっとも孫正義は鳥栖の生まれだが。
そういうと、カープの物語性がーとか言うあほうがいるが、それを全部たたき壊したのが松田元ではないか。かつての広島におけるカープの熱狂は、強い球団に成り上がったことから生じたのである。そうでもないチームに、誰が熱狂するものか。誰が喜んでみるものか。金を落とすものか。そして、そうしたのは松田元とバカープファンである。それが分からないなら、本当に消えてなくなってしまえ。
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コメント
まあ、詐欺商法はカープの専売特許というわけでもない。
2002年日韓サッカーワールドカップの韓国代表なんて、国家ぐるみで審判を買収し“4強入り”した疑惑があり、現在でも2002韓国代表に極めて有利になる誤審連発の審判買収論争は終わっていない。
韓国繋がりでいえば、K-POPグループの楽曲が、米ビルボードにて、シングルチャート1位を獲得したカラクリ&背景には、ファンというか国家による音源の重複ダウンロードや、公式ストアでの販売数の集計方法の変更など、いくつかの疑問が浮上している。1位になったのは、世界で最も注目される米国のヒットーチャートのみで、ドイツ、フランス、イギリスのヒットーチャートで、Kポップが上位に入った事実は1回も無いし、ほぼ圏外。韓流ドラマ人気も、サッカー審判買収疑惑やKポップの構造と一緒だろう。まあ、スポーツや音楽芸能関連に多額の国家予算を投入しているお国柄だから、国家ぐるみのロビー活動で不正や買収を疑われる下地は充分アリ。
韓国だけではない。2025年のショパンコンクールで、中華系(中国人3人を含む)ピアニストが優勝を含めベスト10に6人も入賞するという異常事態が発生している。審判員の中に、中華系ピアニストを指導している者が紛れ込んでいるケースも指摘されており、他の審査員の直感とかけ離れた結果が出て,戸惑っていると批判の声が上がっている。まあ中国は、世界最大の賄賂国家だから、国家ぐるみで莫大なカネが審判員に流れていた事は容易に想像がつく。
上位の中華系ピアニストは、確かに一流ではあるけれど、ショパンらしさやショパンの心という点では疑問符が付く。だいたい、ショパンコンが世界トップの競技大会になっていること自体がどうなのか?ショパンの曲のほとんどは、パリのサロンで生まれていることを思えば、他の大御所作曲家より格式が高いとは言い難い。21世紀に入ってからのショパコンには、ヨーロッパのピアニストの参加が激減し、日中韓ピアニストの独壇場になっており、ショパンの心は二の次で、テクニックを競う本末転倒のつまらんコンクールに堕している。
ショパンは親しみやすい楽曲は多いが総じて平易であり(中には難曲もあるが)、どちらかと言えば初級の低年齢層が弾くケースが多い。ピアノ曲はリスト、ラフマニノフ、ベートーヴェンのほうが難易度も格式も高く、本格派はunder10でラフマニノフを弾く。
カープを擁護するつもりはないけれど、国家の命運を握る政治家にしてもオールドメディアにしても、嘘・詐欺だらけやん。
俺は、現場で匠の技を見ることも業務の一部でもあり、暇な時間でも、陶芸家や建築家・大工の匠の技を直接見たり、動画で観ることも好き。匠の技は本物だから見ていて飽きない。でも、テクノロジーに依存し、匠の技を発揮できる人間が激減しており、どの分野も10年後には匠の技を継承する人は居なくなるだろう。資源の無い日本は匠の技で生き残ってきたけれど、それが無くなったらお仕舞い。