はっきり言って、入院生活は暇だ。正直なところ本を読むか音楽を聴くかくらいしかやることがない。もちろんそれがいいことなのであって、そんな気力もないかそんな余地もないかだったら、極めてまずいのであるが。しかし、スマホもヘヴィユーザーならともかく、私のように使いたいときにしか使わない人間にとっては、案外役に立たぬ。
昨日から、というより救命救急センターで一命を取り留めた翌日である日曜日から、ぼんやりと音楽を聴いている。つい最近手に入れたのが、燃えドラの2022年版、「燃えよドラゴンズ!希望の果てに」なのであって、これと過去の燃えドラ、そしてアマゾンミュージックに入っている2024年版を繰り返し聴いた。
別に私は竜党ではないのだが、燃えドラの一連の曲はやはり素晴らしいと思う。わかりやすくてしかも盛り上がるメロディ、山本正之のドラゴンズ愛あふれる歌詞と、応援歌としては第一級だと思う。ついでに言うなら、もともとの成り立ちは1974年、ドラゴンズがV9ジャイアンツを倒そうとしているときに作られた曲だというのも大きい。
ところで、燃えドラを一番多く吹き込んでいるのは誰かご存知だろうか、という問いも最近のファンには無意味になりつつある。私の時代にとってはなんと言ってもバンちゃんの曲だが、最近のファンからしたら水木一郎アニキの曲のイメージが強いだろう。事実一番多く吹き込んでいるのはアニキなのである。
しかし、この「希望の果てに」は山本正之と一緒の歌唱であり、要するにもう声が出ていないのだ。もちろん病に冒されていたからであって、これがアニキの絶唱になってしまうのだが、そう思うとなんか切なくも美しいものがある。
さて、もうひとつ切ないといえば、「希望の果てに」というのはちゃんと歌詞に織り込まれている。「希望の果てに根尾昂」。この曲を山本正之がどんな思いで書いたのだろうかと思うと、なんか切なさを感じる。一番最初に根尾が登場した時は「青く輝け根尾昂」だったから、なんとなく後退感があるのだ。根尾は私も最初カープに来たらと思っていたくらいだから、やはり気になるのだ。
でも、そんなことばかりは言ってられない。カープだってどうなんだといわれたら、悪い意味で「希望の果て」ばかりではないか。希望の果てに光り輝くというよりは、希望の果てにスターダストとなって消えてしまっているのばかりではなかろうか。
なんでも、今年のファン感謝デーはスタンドガラガラだったらしい。それについて羽月や矢野が「来年は自分たちで客を呼べるようにする」といったとか何とかだが。てめえらのような非力なチビがスター扱いされてるからみんな白けてるんだということに気がつけと言いたい。君たちを見に来てる客なんて、ハジメ信者だけだ。
いかん、病院食がまずいのでつい自制が効かなくなってしまった。今週中には退院見込みだが、逆にここにいる方が好きなこと書けるよなという思いもある。いや、それよりもまずリハビリテーションを頑張らなくちゃな。動くには全く問題ないのだが、末梢の酸素濃度が下がるとかで。まだ酸素吸入器付きだ。早くそれが取れなきゃ。
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